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【プロフィール】初めて投稿します

母と子のレーゾンデートル ー存在理由ー を探し求めて


はじめまして。自己紹介をします。
男子二人の子がいる母、リュウままです。
noteの投稿は初めてです。

いえ、初めてではありません。
私の記事を投稿するのは初めてです。

『りゅう2』のアカウントで短編小説を投稿しています。
もっと言うと、息子に代って小説を投稿しています。

私の息子は、2022年3月 急性出血性白質脳炎という原因不明の病気で亡くなりました。
高校卒業を控えた2月。その日は突然やってきて、あっという間に息子の人生は終わってしまいました。
人生のシャットダウンです。
人生を強制終了させられた人の気持ちは、母である私にさえ実のところ分かりません。
薄情な言い方ですが、私も死んだことがないから、本当の気持ちなんて分からないのです。
多分、誰にも分らないのだと思います。誰にも分かりっこない。

私は、このnoteを通じて、生前そして人生の晩年(15歳頃から18歳までの高校3年間)に書いた息子の生きた声を届けることで、子どもを亡くした数か月、自身の心の安定を図ってきました。
そして、それに反応を示していただいた方々に私は救われてきました。

だって、SNSがある今の時代「死人に口なし」なんてことないんだもの。
こうやって誰かが息子の言葉に耳を傾けてくれるんだもの。

そんな嬉しい気持ちです。

こんな話をすると、
「なんだ、この人死んじゃってたのか」
「生きてない人にスキを送ってたなんて…」
なんていう落胆の想いが聞こえてきます。

そう、私は息子をフランケンシュタインのように生き返らせていただけでした。
とても悲しい話です。
息子の意志などお構いなしです。
そして、知らずに読んでいた方々にも申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

息子と意思疎通ができなくなってから半年。
まだまだ心も頭の中もぐちゃぐちゃです。
整理など何一つつけられない。

私はこの18年間、子どもが生まれてから全力で走ってきた気がします。
育児も、仕事も。
特に育児は大変で、男子二人を育てる気苦労は、心身共にやられっぱなしなことが多かった。
不器用な私は、誰もが難なくこなすことを全力でやらないとできなかったからかもしれません。

これは、そんな不器用な私が、この人生最大の苦悩とされる子どもの死を受け止めるために、もう一度息子と真正面からぶつかってみたい。
悲しみに呑まれることなく、生と死について、真摯に向き合いたい。
そんな気持ちで、母として、自分の言葉で、息子と共に始めるものです。

そして、母と子で『遺』思疎通を交わした対話を交えながら、私と息子の『レーゾンデートル ー存在理由ー』を探していきたいと思います。

ー息子が生まれた理由を。

ー私の生きる意味を。

まずは、息子に、こんな言葉を贈ります。

リュウちゃん、人生卒業おめでとう!




【作品解説】(高校2年 16歳)
この短編小説は、高校文芸部の部活中に書いたもの。短い時間でパッとひらめいたものを書くそんなインスピレーションが、一年後自分の人生で本当の事となった。
亡くなってから数日後、息子の部屋の段ボール箱から見つけたもの。
息子は死んでどこか遠くに逝ってしまったのだ。
そう落胆していた時にふと見つけて、

ー息子はまだここにいる。
ーこのまま死ねるわけがない。
ー自分の生きる意味をずっと探している。

そう強く感じた瞬間。

これは、私の原点作品。


【おまけの対話】

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