本気で出家したくなってきた

昨日も図書館で「NHKスペシャル ブッダ 大いなる旅路」を見てました。

ミャンマーの仏教、タイの仏教、台湾・中国の仏教。

全5巻中の4巻目であるタイの仏教の巻が最高に良くて、タイで出家してみたくなってしまった。

タイの仏教がブッダのいた頃の原始仏教に近いと言われているのは、19世紀に植民地化の波が来た時、当時の国王(タイは国教が仏教。国王は仏教徒でなければならない)が改革したからなんですね。

スリランカなどに残る原始経典を取り寄せ、ブッダが生きていた頃の僧侶の生活に戻したようです。

今まで文字だけで仏教を見てきたけれど、映像の力はすごいと思いました。

タイやミャンマーの仏教は日本の葬式仏教とは違い、市民の生活と強く結びついている、と文字では読んでいたけど、それがどういうことなのか、映像を見たことでより強くイメージできるようになりました。

以前タイのバンコクに行った時、僧侶が街を歩いていたり、お寺の前で街の人が足を止め、手を合わせてから先へ進むという光景を見たけれど、あの時には見ることのできなかった托鉢の姿や、歩行瞑想の姿、山籠もりの様子が見れた。

雨季である9月〜11月には10万人もの市民が一時出家する習慣もあるようで、ビジネスで執着に囚われた自分をリセットしたいと願う一人の男性の姿も印象的でした。

あぁ仏教はいいなぁ。

本気で出家したくなってきた。

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