ボツ原稿を公開!実はあなたに身近な日本と世界の支配史
私の失敗談
ページをご覧いただき、ありがとうございます。
5月3日に私が昨年9月に平直行さんを講師に迎え、企画・プロデュースしたセミナー「勝たずとも負けぬ技術」をオンライン教材として発売しました。
まずは先行して、平さんと一緒にしている無料コミュニティーで告知。
私の経験上、リリース直後は売れるのですが、今回は全く反応がない・・・。
まあ、それもある程度その覚悟はした上でした。
なぜなら、販売ページには多くの人が知らない今の日本が抱えている歪みの原因となっている歴史についても思いきって執筆したからです。
販売促進をするのであれば、もっと個々の悩みにフォーカスをする文章の方がいいのは数多くのプロモーションをしてきた経験上、重々承知。
しかし、大手メディアや政治家が表立ってなかなか言えないことを発信している参政党が急速に支持を集めている今、
国民の意識は少しずつ変わってきているのではないか?
2年以上つづいている騒動で、色々な違和感を覚えている人が増えているのではないか?
ならば、
「通常の販売ページではなく、今の混沌とした状況をつくりだしている元凶は何なのかを一緒に考えていけるページにしよう」
そう淡い期待を込めてページを作成しました。
ところが蓋を開けてみると想像以上に作品の販売に結びつかなかったため、残念ですが2日前に内容を60%書き直して再リリースすることにしました。
なので、今の販売ページは歴史や社会問題についての記述は削除して、もっと身近な悩みにフォーカスした内容になっています。
ただ、時間も労力もかけた前の内容をこの世から抹消するのは、あまりにも惜しい。
そこで、今回のnoteにボツになった文章を残し、一般公開することにしました。
よかったら最後までお付き合いください。
ギネス認定されている世界最古の国とは?
あなたは、世界で最も長く続いている国家はどこかご存知ですか?
エジプト?
中国?
ギリシャ?
いいえ。
実は日本なのです!
日本の建国は、紀元前660年に現在の奈良県橿原宮で初代天皇に即位した初代の天皇である「神武天皇(じんむてんのう)」がはじまりだとされています。
神武天皇は世界平和を願う「八紘一宇(はっこういちう)」の理念を持って日本を建国。
八紘一宇とは、「世界のすみずみまでも、ひとつの家族のように仲良く暮らしていける国にしていこう」という意味です。
このことはギネスブックにも記載されているらしいのですが、多くの国民はそのことを知らずにいます。
では、なぜこんな大事なことを知らない人が多いのでしょうか?
それは得体の知れない日本人の強さを恐れたGHQが、日本の歴史的・民族的な思想や教育を排除し、国民に対して徹底的に再教育したからです。
私も例に漏れることなく戦後教育を受けた人間ですから、恥ずかしいことに昨年までこのことを知りませんでした。
このページはオンライン教材の販売ページですが、この教材を制作した動機は私の中で今の日本に危機を感じ、少しでも多くの国民に伝えたいことがあるからです。
嬉しいことに、あなたはこのページに興味を持ってここまでお読みいただいています。
このページは、販売ページにしては長い文章です。
なぜかというと、あなたが教材を購入しなくてもページを読むだけで学びになる内容になればいいと思ったからです。
よかったら最後までお付き合いください。
それでは、まずは幕末から続く日本の根深い問題を学んでいきましょう。
明治維新という名の洗脳
日本の近代史を紐解くと、1853年にペリーが東インド艦隊を率いて砲艦外交をして開国を迫り、列強の脅威による植民地支配に対抗しました。
そして幕末の混乱の末に明治維新となり開国。
晴れて近代化と国際社会のスタートが切れた意気揚々と煌(きら)びやかな印象を持っている人が多いと思いますが、全く違う捉え方をすることもできます。
それは苫米地英人著『明治維新という名の洗脳』のあとがきに的確な表現で書いてあります。
民主主義は言葉どおり、民が主であり、民が自らの意思で自らの行く末を決めるものだ。その一方、資本主義は資本家のためのものであり、特に金融資本主義は、通貨発行権者と彼らに利益を支払う多国籍巨大企業だけが優遇されて最大の政治権力を持つ、ひどい差別社会が形成される。(中略)
残念ながら私たちが住む世界は後者である。いくら働いても生活が楽にならない人々がいる反面、働かないで毎日金利が何億と入ってくる一族たちがいる。私はそんな社会は間違っていると思っているが、現実はますます、その間違った方向に進んでいる。なぜそんなことになっているのかといえば、金融資本家たちが何百年にもわたって作ったシステムが強力だからだ。
明治の開国とは、鎖国を解いたことや貿易を始めたことではなく、国際金融資本家たちがもたらした金融制度を日本国として採用したことなのだ。江戸時代の日本と、明治の日本がまったく違うのは、その制度を入れたためである。
日本がこうなったきっかけは明治にあったということを本書で解き明かしたが、最後に問いたいのは、このままでいいのか、ということなのだ。日本をアメリカのような格差社会にしたいのか、と。
もしも、ごめんだというのであれば、いますぐ民主主義に移行してほしい。私がいう民主主義とは自分で考え、行動することだ。誰かの奴隷ではなく、自分のゴールを自分で設定して動き始めることをいう。誰かに刷り込まれた情報ではなく、自分で調べ、判断した中で動いていく。それこそが民主主義のひとつの形なのである。それが金融資本主義と戦う、ただひとつの力なのである。
世界を支配する国際金融資本とは何なのか?
資本主義の世界では、どんなお金持ちよりも通貨発行権を持っている人が誰よりも力を持ち世界を動かしています。
その人たちのことを国際金融資本と言います。
問題なのは、彼らや彼らに利益を支払う多国籍巨大企業が国家以上に力を持ち世界を動かしていることです。
日本人は古来から「お天道様が見ている」という感覚があるため、世界的にみても親切で優しい国民が多いです。
しかし世界中の人がそうかといえば、残念ながらそうではありません。
日本では街中でスマホを取り出して画面を見ていても強奪されることは滅多にありませんし、深夜に一人でビールを買いにコンビニへ行っても危険を感じることは少ないです。
これが日本の常識的な感覚なわけなのですが、国が変わればその常識は非常識になることが多々あります。
そして残念なことに、国際金融資本がしてきたこれまでの活動は、戦争や大不況、最近ではパンデミックを引き起こして支配力を膨らまし、その支配下に私たちの暮らしがあるのが現実です。
それを理解するには最低限の世界史の知識が必須です。
かなり要約はしていますが、簡単にご説明いたしますね。
王家vsヨーロッパの大銀行家の戦争
まずはイングランド内戦の末、1694年にイギリスで世界初の通貨発行と信用創造の2つの権利を兼ね備えたイングランド銀行が設立されました。
イングランド銀行は国営ではなく私企業で、資本金は王家が20%、残り80%が複数の個人銀行家(ユダヤ人)が有していました。
今までは王家が財政を握っていたのが、通貨発行をイングランド銀行が行うことで力関係に変化が生じ、銀行家たちが国を支配するようになったのです。
その後、このイングランド銀行をモデルとしてヨーロッパ各国に中央銀行制度が広がり、欧州列強の植民地支配を通じて世界各地で中央銀行がつくられていきます。
ここでとても重要な変化があります。
それは王家vs王家の領土争いだった戦争が、王家vsヨーロッパの大銀行家の戦争に変わったことです。
つまり、17世紀から19世紀にかけての戦争は領土争いの戦争から通貨発行権を所有するための戦争に変質したということです。
日本では明治維新から13年後の1882年に半官半民の出資で設立された日本銀行が誕生。
民間部分の出資は設立当初から国際金融資本の影響下にありました。
国家の力を失ったアメリカ
アメリカは南北戦争後に目覚ましい発展を遂げますが、19世紀末から20世紀初頭にかけて金融危機が頻発し、1907年に深刻な金融恐慌になります。
その最中、国際金融資本は資産と支配力を増加させ、1913年にアメリカで3番目の中央銀行であるFRB(連邦準備銀行)が設立。
当時のアメリカでは中央銀行に対する批判的な意見が多かったため、設立に関与したポール・ウォーバーグは中央銀行という名称を避けて「連邦準備銀行」という名称にしました。
この銀行はまるで政府機関のような名称ですが、アメリカ政府は一株も持っていない民間銀行です。
そしてFRB設立から1年後の1914年から第一次世界大戦が勃発。同盟国側も連合国側もFRBが発行するドルを物資を調達するために使い、FRBにはヨーロッパ中の金が集まりました。
その後、1939年には第二次世界大戦が勃発。
1944年に開かれたブレトンウッズ会議でドルが世界の基軸通貨となり、「米ドルのみが金と交換可能で、他国のお金は米ドルに交換できる」金為替本位制になりました。
アメリカは金の準備量をはるかに超えたドルを発行して世界中にばら撒いたため、金との交換ができなくなり1971年のニクソン・ショックにより金為替本位制から世界の通貨は今の為替フロート(変動相場制)になりました。
これは何の裏付けもないペーパーマネーを皆が価値のあるお金だと信じることで経済活動を成立させるシステムです。
貨幣の供給量を決定するのは中央銀行なので、国際金融資本によって景気を良くすることも悪くすることもコントロールが可能になります。
FRB設立時の大統領であるウッドロー・ウィルソンは晩年になってFRB設立に加担したことを後悔して次のように述べています。
私はうっかりして、自分の国を滅亡させてしまいました。大きな産業国家は、その国自身のクレジット(信用)システムによって管理されています。私たちのクレジットシステムは一点に集結しました。したがって国家の成長と私たちのすべての活動は、ほんのわずかな人たちの手の中にあります。私たちは文明開化した世界において支配された政治、ほとんど完全に管理された最悪の統治の国に陥ったのです」
安部芳裕著『世界超恐慌の正体【コーポラティズム vs 国民国家の最終戦争】 (晋遊舎新書 S08)』P105〜P106
また、ジョン・レノンはかつてインタビューで「この世界は狂人によって支配されている」と語っており、初めてその映像をみた時の私は何のことなのかサッパリ理解ができませんでした。
しかし今はジョンが世界に訴えたかったことが以前よりもわかるようになってきました。
さて、次は国際金融資本に支配されたアメリカに支配されている敗戦国の日本はどうでしょうか。
骨抜きにされた戦後の日本
オンライン教材のセミナーで使用した場所は京都市武道センター敷地内にある武徳殿です。
武徳殿は明治維新で日本が西洋化に進む中、日本武術奨励の気運が高まり「大日本武徳会」によって明治32年に造営。
武術教員養成所(後の武道専門学校)も開設され、「東の講道館、西の武徳殿」と評されるほど日本武道の中心的な場所だったそうです。
しかし太平洋戦争で日本が敗戦した後は、GHQの3R、5D、3S政策、ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムなどの日本占領計画によって日本の歴史的・民族的な思想や教育を排除し、国民に対して徹底的な再教育が行われました。
その再教育の中には武術や武道を禁止する政策も含まれていて、GHQの命令によって大日本武徳会は強制解散処分を受け1300余名の同会関係者が公職追放に。
1952年に約7年のGHQ占領が解除された後の武徳殿は、京都市警察学校として再出発し、その後も紆余曲折を経て現在は日本全国、世界各国の武道家が集まる場所として存在しています。
今まで長々と歴史について書いてきましたが、我々が何となく感じている閉塞感の根底にあるのは、300年以上もかけてつくられてきた支配構造の中にいるからです。
現代の戦争
現代の戦争は「サイバー戦争」に変化しています。
戦争の目的は「支配」ですから、サイバー攻撃の中には世論や人心を動かす「情報操作」も含まれます。
それはこの2年以上の間に繰り広げられ、現在も進行中のことですので、あなたもすでにご経験済みでしょう。
では、このまま屈してしまうしかないのでしょうか?
いいえ。この様な状況だからこそ、私たちは戦後ずっと眠りこけていた意識を変えていけるチャンスが到来したとも言えるのではないでしょうか?
日本には国際金融資本よりも長い歴史の中で育まれてきた強さの秘訣があります。
それは負けない技術です。
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以上がボツになった文章です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
国際金融資本による「外圧」について書いたわけですが、多くの人にとってはピンときませんよね・・・。
なので、書き直した販売ページはもっと身近な「外圧」に改めました。
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