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その課題は何番目のペインなのか?新規事業をするときに覚えておきたい質問

今日は新規事業開発の話です。

このnoteを読んでくれている人は新規事業開発のやや玄人だと思っているので、今さら感がある話になってしまうのですが、
新規事業を開発するときは
「顧客の課題を解決する商品・サービスを作る」
というのは言うまでもないと思います。

いわゆる「ニーズドリブン」の事業開発であり、
・顧客
・顧客の課題
・課題を解決する商品・サービス(ソリューション)
を決定することが大事です。

という中で、今日自分は経済産業省が主催する 医療・ヘルスケア領域の一番大きなビジネスコンテスト
「JHeC 2024(Japan Healthcare Business Contest)」
の最終審査員をしてきたのですが、その審査の中で質疑応答で、押さえておきたい質問があったので共有をしていきたいと思っています。


その質問は、タイトルにもあるのですが、
「その課題は何番目のペインなのか?」
という質問です。

さきほども新規事業開発のやり方の中で話をしたのですが、
「顧客 ⇒課題 ⇒解決方法」
の順番で考えていくのですが、この中の「課題」って、最上級にいいのは「顧客が一番困っている課題」なわけです。

例を挙げると、
自分は刺身がとても好きなのですが、
そのときに使う醤油は、少し甘めのものが好きです。(九州のやつとか)

ただ、もちろん醤油は甘めのものが好きですが、甘いのではないと刺身は食べないというほどでは全くなく、
「甘い醤油があったらいいな」くらいな感じなのです。

すなわち、「甘くない醤油しかない」みたいな状況の課題は、
そこまで自分には強いものではありません。
(むしろ醤油よりもワサビにこだわったりしています)

上記のような場合に「甘い醤油」ってソリューションは
顧客に”強く”刺さるというわけではないかもしれません。

話を戻すと、
「顧客の課題を解決する商品・サービスを作る」
というときにその「課題」は、顧客が最上級に感じている「課題」である方がいいわけです。

この「課題のランク」に対して、自分は意識的ではなかったので
今回のnoteで共有をさせてもいました。

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