マガジンのカバー画像

#シナリオEXTREAMERS

13
EXTREAMERSのWeb ドラマのシナリオです
運営しているクリエイター

#WEBドラマ

シナリオ//EXTREAMERS2.2 人魚の塔(後編)

シナリオ//EXTREAMERS2.2 人魚の塔(後編)

ーーーーーーーーーーーーーープロローグ#5I.N.A.N.N.A(イナンナ)設定用コクーン内
ハッチがしまる、細かな作動音が心地よい特別な場所
I.N.A.N.N.A「声紋、虹彩、静脈パターンをサンプリングします。ゆっくりとお名前をどうぞ」
アキレス博士「テラ、アキレス」
I.N.A.N.N.A「テラ・アキレス博士であることを承認しました」
アキレス博士「過去3時間の状況変数データーをここへ、グラ

もっとみる
シナリオ//EXTREAMERS2.3 ゼロポイント

シナリオ//EXTREAMERS2.3 ゼロポイント

ーーーーーーーーーーーーーー
プロローグ#6
セイヤが水から上がる
セイヤ「はあはあ!ありがとう、あおい、、、あれ?」
ナレーション(レオナ)
「水面に顔を出したのはセイヤひとりだった。あおいは水圧で勢いよく放水する窓に流れ込む水流に引き寄せられていた、、」
あおい「(え? なにこれ? 腕が、吸い込まれるよぉ、えー?腕、とれないじゃない、なんで?いやー!)」
 ナレーション(レオナ)
 「僕たちは

もっとみる
シナリオ//EXTREAMERS2.5 ウォーターワールド

シナリオ//EXTREAMERS2.5 ウォーターワールド

ーーーーーーーーーーーーーー

プロローグ#7 研究所の分厚い窓でもきこえてくる台風の風

ナレーション(レオナ)

「セイヤは台風の種を見ていた、岬になってしまったアキレス研究所のはずれから、前の世界ならその先にはフジサワ=シティ、そしてその先にセイヤの住む町が見えるはずだった、しかしこっちの世界はその辺りはまるですっぽり海原になっている。セイヤは雨をよけて大きな木の陰で嵐の生まれる海を何時間も

もっとみる
シナリオ//EXTREAMERS2.7 ホームシック

シナリオ//EXTREAMERS2.7 ホームシック

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
プロローグ#8 研究所のシャワールーム
あおい「ふー!きもちよかったー!ゆいー!」
まどか「あおいちゃん、髪短いかららくちんねー!あれー?これ着ていいのよねー?」
あおい「わたし着ちゃったよー!ゆいー!」
ゆい「はーい!ぷわー!きもちよかったー!おなかすいたねー!」
あおい「ゆいもこれ着るのよー!のんびりしてると男子、かぜひいちゃうよー!」
まどか「

もっとみる
シナリオ//EXTREAMERS3.0 運動会と地津波

シナリオ//EXTREAMERS3.0 運動会と地津波

ーーーーーーーーーーーーーーー

プロローグ#9 アキレス研究所のラウンジ内キッチン

朝食の後片付けをしている子供たち
セイヤ「はい、お皿!」
水ですすいでる。
レオナ「はい!お皿!」
水切り、拭いている。
ダイ「はい、お皿!を、重ねて、、」
お皿を重ねて。

セイヤ「はい、コップ!」
水ですすいでる。
レオナ「はい!コップ!」
水切り、拭いている。
ダイ「はい、コップ!を、ならべて、、」
コッ

もっとみる
シナリオ//EXTREAMERS3.2 嵐の日に(前編)

シナリオ//EXTREAMERS3.2 嵐の日に(前編)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

プロローグ#10 

アキレス研究所のラウンジへ向かう居住空間の回廊静かな研究所内、外は台風、防音ガラスに降りつけるかすかな雨の音、風の低いうねり。
ダイ「はっ! ほっ! よっ! お? よし! ほっ!、、、」
廊下でずーっとひとりでリフティングしているダイ。
ダイ「レオナ、どこ行くの?」
レオナ「うん、ナノさんに機材借りようと思って、、、。すっごいね、リ

もっとみる
シナリオ//EXTREAMERS3.2 嵐の日に(後編)

シナリオ//EXTREAMERS3.2 嵐の日に(後編)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
プロローグ#11 嵐、研究所から岸壁へ全力で疾走するダイ。
ナレーション(レオナ)「研究所から岬のカーブする岸壁の道、ダイはあと100mまで来ていた。カーブの先、強風で荒れた暗い色の海が広がっている。その断崖の際を赤、黄色、青の雨具を着た女の子たちが風にあおられ舞い上がるのを必死に止めようとしているセイヤが見えた」
ダイ「うおぁ!うそだろ、セイヤがんばれ、

もっとみる
シナリオ//EXTREAMERS3.4 アキレス博士の罠 最終回

シナリオ//EXTREAMERS3.4 アキレス博士の罠 最終回

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーープロローグ#12 天気のよい夏の朝、研究所のテラス
ダイ「 あのとき、レオナが直接心に話しかけてきた、どうやったの?」
レオナ「 えー? なにも、言ってないし、なにもしてない、なんて言ってたの?僕」
ダイ「 僕らは選ばれて特別な時空にいるんだ、あり得ないことが起きている、誰かの意思で。
それから、、あの凧をつかまえるよ!って」
レオナ「 ふーん、不思議ー、で

もっとみる