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自分で選んでよかったこと

こんにちはひろです。

今回は自分のライフステージに合わせて働く場所を自分で選んできたことを書いていきます。
ちょっと話がずれることもあると思いますが大きな心で読んでいていただけるとありがたいです。


①新卒の勤務地を選ぶ

専門学校で国家試験の勉強をしながら私は就職先を考えました。
1人暮らしをしていたのですが、地元が好きなので地元の総合病院一択。
しかも、家から近すぎるとお知り合いと会いすぎて疲れそうなので少し離れた総合病院の試験を受けました。
無事就職試験と国家試験をクリア。入職し、混合病棟勤務開始となりました。
(新人看護師の暗黒時代については別の記事に少し書いてますので、もし読んでいただけたら笑ってやってください。)

その後結婚・出産。
産休・育休を経て、もと居た病棟とは違う病棟へ異動となり復帰しました。
主に内科・腫瘍内科・ターミナルケアの病棟でフルタイム(日勤・夜勤どちらもする)で働きました。
夜勤の時や子供の不調時は実家へ子供のお世話を頼みに車を走らせました。

2人目の子供を出産・育休へ。
病棟のスタッフ、医師の方々も尊敬できる方ばかりで個人的にはずっとここで働き続けたいと思っていました。
しかし、このころから働き方を考えるようになりました。
そしてどの場所で子育てをしたいのかを考えることが多くなっていきました。

専門学校時代、大好きだった心理学の先生に
「3歳までは子供とできるだけ一緒に過ごしなさい」と言われたことがずっと頭の片隅にありました。
信じるか信じないかは個人の自由なのですが、私は信じました。

看護師のキャリアとしては、いろいろな科のある病院で様々な経験や勉強をして成長していきたいという思いがありました。
一方、母親としては「3歳までできるだけ一緒に過ごしたい」という思い。

「私はどうしたい?何を大切にしたい?どうやって生きて行きたい?」
自問自答を繰り返しました。


②3歳まで子供たちとできるだけ一緒にいることを選ぶ


私は転職と引っ越しを選びました。
元いた病院での外来勤務は考えませんでした。
生活の拠点を地元へ移したかったからです。

収入は少なくなるけれど、子供たちと一緒にいる「今しかできない」時間を大切にすることに決めました。
フルタイムで育児を両立される方もいらっしゃいますが、私にはできないと分かっていました。

2人目の育休後数か月働き退職。
日勤のみで出勤時間も遅いクリニックへ転職しました。

毎日の保育園への送迎、行事への参加ができる。
食事を作り、食べさせ、夜一緒に寝ることができる。
それまでの不規則勤務と残業でなかなか実現できていなかったことです。
時間の余裕が有難かったです。

その後訪問診療クリニックへ転職。
在宅医療や訪問看護を経験させていただきました。
患者さんご本人とはもちろんですが、家族さんや他職種とのコミュニケーションが楽しく、やりがいを感じていました。
それぞれの生活の拠点で時間がゆっくりと流れ、人と人とのつながりを感じ心地よかったです。

その後、クリニック側とのいろいろな事情から転職を考えはじめました。
子供たちも小学校に入学し、一度は諦めた病院看護師としての経験をもういちど積もうと考えました。


③もう一度フルタイム勤務へ


隣町の総合病院へ転職しました。
急性期病棟へ配属。ずっと経験してみたいと思っていた部署でした。

人工呼吸器、急変対応、手術前後の看護、家族さんとのコミュニケーションとケアなど学ぶことが沢山あり常に勉強していた気がします。
初めは「自分が理解できていないと患者さんを危険な状態にしてしまう」と思い、ずーと(家に帰ってからも)人工呼吸器関係の勉強をしていました。
夜勤で受け持つのが不安で仕方なかったことをよく覚えています。

辛いことや悔しいことも沢山ありました。しかし、分からなかったことが理解できるようになったり勉強したことがケアに活かせたりと自分の成長を感じられる環境でした。

勉強会の講師や、リーダーを任せられるようになった矢先に希望していない部署異動がありました。しかも興味が薄いなと思っていた苦手な科の部署でした。

④自分のこれからの人生を考える

やりがいを感じ働いていた日々から一変して、苦しい日々が待っていました。
興味がわかない。やりがいも感じられない。
スタッフが少なく、業務が多い。
時間に追われ、患者さんや家族さんの話をゆっくり聞くこともままならない。定時より1時間前に出勤し、昼休みは食事を流し込む感じです。
日勤では毎回残業。帰宅するともう子供たちは寝ている。
「何のために働いているの?」
そう思い始めました。

「こんな我慢大会みたいな日々をあと何十年も続けるのか・・・」

もう無理でした。
悲しくないのに涙が流れる、勤務前には吐き気がする。
「できない」と断っても、リーダーや委員会を任される。
自分ではやりたくないしやる必要も感じない「やらねばならないこと」が次々と増え、重く心にのしかかりました。

「死ぬときに後悔しないか」
「子供たちにこんな働き方をしている姿をみせ続けるのか」


その頃ふとしたきっかけで「自己理解」と出会いました。
初めてまとまって自己投資をし、自分自身と深く向き合いました。そして自分の「本当にやりたいこと」をみつけました。

今はその実現に向けて行動中です。


自分の選択に後悔はない


「我 事に於(お)いて 後悔せず」ー宮本武蔵ー

私が肝に銘じていることばです。
全て自分で選んできて良かった。
今おかれている環境、現実、周りにいる人たちはすべて自分の選択の結果です。私は、今までの自分の選択に反省はありますが後悔はないです。

未来は「いま」から創っていける。
自分で考え、心に従い選択してこれからも後悔のない人生を生きていきます。


みなさんも素敵な人生を選択し、歩んでいかれることを願っています。
そして、この記事が誰かのお役に立てたらとても嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


#自分で選んでよかったこと

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