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リタイヤ後のキャッシュフロー

 時間や予定、毎月の生活費に縛られない生活となって数年。
特に無理して節約しているわけでもありませんが、なんとか資産を食い潰さずにやれています。
 そんな現在の私には三種類の収入があります。

 一つは給与。
 従業員のいる会社と私一人の会社…二つの企業を経営して来たのですが、数年前に私一人の会社だけに専念することとなりました。形が出来上がっているので、月に1度の打合せと経理作業を行う程度…時間はかなり自由になります。先のことは分かりませんが、今のところは安定しており、年金受給までの収入の柱に位置付けています。
 節税の為、社長と言っても、給与は新卒並みです。
使い道は生活費のいわゆる家計部分…公共料金や家食費になります。若い方と違うのは、貯金や生命保険といった将来への備えの必要が無く、持ち家で住宅ローンが無いこと。ですから、夫婦二人で暮らしていくだけなら、ほぼ給与内に収まります。
 節税については、別の機会に書くつもりですが、私のような個人経営と生活は非常に密接な関係を持っています。(他人から見ると贅沢に映る)外出や外食の大部分は何かしら事業に係るものだったりするわけで…当然、会社経費になります。そんなわけで、年齢別平均収入よりも少なくても、倹約づめの生活だとは全く思っていません(^^;
 
 二つ目の収入が不動産によるもの。資産の半分以上を投資しているので、額は給与よりも多くなります。
 使い道は趣味等の遊興費に充てています。多趣味ではありますが、一般的なモノばかりなので、月何十万も使うことはありません。結果、貯金となったり、株等への投資に廻っているのが実情です。
 不動産投資の最大の利点は、毎月キャッシュが得られる上に(帳簿上は減価償却しますが)大きく減損しないところだと思っています。
 もちろん、空室リスクや相場下落等も起こり得るので、物件を見極めるスキルや経験は必要にはなります。ですが、ミドルリスクミドルリターンと呼ばれる所以で、株式投資ほどの専門的な経済知識は必要ではありません。
まとまった資金が必要という障壁さえ超えられるなら、誰でも収入を得られる有効な手段だと思っています。
  
 三つ目が株式投資による収入。但し、今現在は消費には充てず、再投資に廻しています。
 本来であれば、株式は最も運用し易く感じますが、私にとってはまだまだ未知数の投資法、なによりキャッシュが非常に得難いのです。
 株は利益が出た時、キャッシュを手に出来るもの。
なので(資産を減らさず)キャッシュを得るためには、短期トレードでの勝利を増やす。または、配当収入を得つつ、ポートフォリオを常にプラスに保つよう入れ替えしていかねばいけなくなります。
 ある程度まとまった金額ならば、高配当銘柄の配当生活と考えていたのですが…日本の高配当株は、分散すればするほど、かなりの確率で減損していくので、銘柄選定や仕込み時が非常に重要になります。
 ただ、これが簡単ではないことは言うまでもありません。因みに今回のコロナショックでは、底値で全く手が出ませんでした(^^;
 最近はグロースの短期トレードと米株の長期トレードが中心で高配当株はどんどん減らしています。グロースの短期トレードの方が、資金効率が圧倒的に良いからですが…計画通りに儲けられるわけではないので、やはりリターンは再投資して資産の拡大を図る方が現実的なようです。

 様々な「FIREのすすめ」を目にしていますし、目指されている方々の達成を心から望んでいます。
 ただ、以上のようなキャッシュフローで過ごしている私からすると…(労働収入があるサイドFIREであればとにかく)株式配当を収入の柱に据えてのFIRE生活だけは、あまりお薦めしたくはありません。
 計算上は上手く行くのでしょうが、かなりの努力と試練が待っていそうで…(^^;
 お薦めである、法人化(節税)と不動産投資については、またの機会に!

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