見出し画像

娘(第二子)0歳11ヶ月で「川崎病」になった話② 盛りだくさんの入院初日編

↓こちらの記事の続き、「入院初日編」になります。

39度を超える発熱が4~5日続き、身体の発疹も現れはじめたところで即日入院となった娘(0歳11ヶ月)。24時間保護者付添いでの入院生活の記録…。
まずは本当にいろいろあって盛りだくさんだった入院初日のおはなし。


■入院初日(発熱から5日目):かかりつけ医からの紹介状で即日入院!

かかりつけ小児科にて「川崎病」疑い→大きな病院へ紹介状となった娘。
この時はまだ私自身も若干状況が掴めてなく。

先生👩‍⚕️「急いで紹介状を書くのでK病院に向かってください。」
私 🧑🏻「K病院の診察券、自宅にあるので…取りに帰ってからですか。」
先生👩‍⚕️「これからの20~30分でどうにかなるものではないと思いますが…。とりあえずこのままタクシーですぐ向かった方がいいと思いますよ。」
私 🧑🏻「え、そんな急ぎ案件ですか!?」

というやり取りの末、娘の体調が最優先!という事でそのままK病院へ向かう事にした私。
結果的にはこの判断が大正解。
かかりつけ医受診→K病院へ移動→詳しい検査→入院手続き と対応している間にも次々と身体に症状(主に発疹、腫れ)が現れることに…。

ー*ー*ー*ー*ー*ー
K病院に到着し、かかりつけ医から渡された紹介状を提出。
 →小児科外来で問診、診察
 →血液検査、レントゲン、心電図検査
 →(入院にあたって)インフルエンザ&新型コロナの検査
…ここまでの検査と結果説明で、来院から3時間が経過。
その間に、娘の状況は素人目に見ても明らかに悪化。
娘はこの日朝9:00頃にミルクを飲み(その後吐き戻し)、以降何も口にしないまま5時間以上が経過。なのに泣くこともグズることもなく、まさに「ぐったり」といった状態で腕の中でじっとしていた。
 ※本当に…急いでK病院に向かって良かった…。

◎入院前の検査◎
*血液検査・・・点滴のルートを取るついでに手の甲から採血してくれた。
*レントゲン・・・おむつ含めてすべて脱がせて寝かせ、保護者は退室。
*心電図検査・・・大人と同じ胸にプチプチつけるやつ。
*インフルエンザ&新型コロナ・・・鼻から採るやつ。ギャン泣き😭

🧑🏻「乳児のレントゲン検査って初めて経験したよ…。寝かせた後にレントゲン室で何が行われたのかは謎(笑)」

ー*ー*ー*ー*ー*ー
さぁ、いよいよ入院だ…。
かかりつけ小児科を出発したのが11:00頃。
K病院に到着したのが11:30頃。
そしてやっと入院病床に案内されたのは15:00手前になっていた…。
(娘、辛かったよね。頑張ったね…。)

【入院1日目の治療内容】
ブドウ糖点滴   :離乳食もミルクもほぼ受け付けていなかったので水分補給&エネルギー補給のため?
免疫グロブリン点滴:「川崎病」の主流治療とのこと。血液製剤の投与になるためリスク説明を複数回受けて承諾書にサインもした。
アスピリン服薬  :血液サラサラになる薬。不味いらしくなかなか飲んでくれない子が多数らしいw

【入院1日目の症状】
 *発熱(最高体温:40.2度)
 *ぐったり元気がない
 *水分、栄養はほぼ点滴から。病院で出た離乳食はお粥のみ食べた
 *目の充血
 *唇が腫れ、舌がブツブツと赤くなっている
 *背中・お腹などの発疹
 *手のひら、足の裏が蕁麻疹のように浮腫む
 *首のリンパ節付近の腫れ

「免疫グロブリン」の点滴を投与すると、急激な身体の拒絶反応(アナフィラキシー)が出るリスクがあるとのことで、投与開始から1時間は看護師さんがつきっきりで娘の様子を観察&サチュレーションチェックや検温などをして見守ってくれました。
1時間、特に気になる反応もなしという事でそのまま一晩かけてグロブリン点滴を続けます。
夜中も1~2時間おきに巡回で様子を見に来てくれて、付添い者は全く眠れませんでしたが(笑)何かあればすぐに対応してくれるという安心感がすごかったです。

■人生初の付添い入院

親としても初めての付添い入院。
以前から、報道などで乳幼児入院に伴う付添い入院の実態として、保護者の負担が大きすぎるという記事を目にしていたので不安いっぱいでした💦
以下は、あくまでも今回お世話になったK病院の話。結論から言うと、とっても手厚く対応いただけて本当に助かりました!!

≪寝る場所問題≫
付添い者が寝る場所は…ありました!(有料:日割計算)
二つ折りの簡易ベッドが用意されていて、日中は所定の場所に片付けて寝る時だけ自分で持ってきてセットするというものでしたが、意外と(失礼w)マットレスもしっかりしていて寝やすかったです。
 ※ただし夜中の定期巡回があるのでベッドとは別の点で熟睡は難しかったですが😅

≪食事問題≫
付添い者用の食事…ありました!(有料:1食270~300円)
入院手続き時に「付添い食申込書」というものを渡され、

🧑🏻「お。食事出るんだ!でも…300円弱って、どんなものなんだろう。笑」

と半信半疑で申し込んだのですが。
入院後初食事となった初日夕飯で運ばれてきた食事を見てびっくり!(いい意味で)バランス良いしめっちゃ健康的に過ごせそう…!笑
自宅での食事より、よほど健康的な食事をいただくことが出来ました。しかも安い。感謝。

≪お風呂問題≫
付添い者のお風呂(シャワー)…毎日入れました!
お世話になったK病院では、9:00~16:00の間でいつでも(看護師さんが手が空いていれば)シャワーを浴びることが出来ました。その間は看護師さんが娘を見ていてくれました。
娘の身体から心電図モニターなどのコードが外れてからは、「親子でシャワーにどうぞ~」と言われ、私は娘と一緒にシャワーを浴びていました。
 ※一人でゆっくり入りたいです、と言えば娘は看護師さんが入れてくれて、自分一人でシャワーに行くこともできました。神対応!

≪外出問題≫
小児病棟での付添い入院では、「子どもを置いての外出なんてできない」と思い込んでいて、入院時に必要な日用品などは事前に買い揃えないとと思い込んでいた私。
ただ、入院初日の騒動の中で、何と…うっかり自分の替えの下着がない😱笑

…もう、怒られるの覚悟で看護師さんに相談したところ。
💁‍♀️「お買い物行ってきてください!
  ◎◎ちゃんはしばらく私たちが看ていますので
  ついでに外の空気吸ってリフレッシュしてきてくださいね、
  お母さんも今日一日気持ち張りつめていたと思うので。」

惚れてまうやろーーーー!(古)
もう…看護師さんのやさしさに泣けてくるほどの神対応でした😭

≪付添い者の交代問題≫
新型コロナが猛威を振るっていた時期は、一度入院してしまうと付添い者の交代はNGだったようですが。
その制限も解除され、事前に交代予定のタイミングと交代者を伝えておけば何度でも交代が可能でした。
お陰で我が家では、1泊~2泊おきに夫婦で交代して付添い対応を行う事に。夫婦お互いに仕事もあったのでとても助かった🤝

◎付添い入院まとめ◎
*寝る場所  :簡易ベッド(有料)、意外としっかりしたマットレス。
*食事    :割安で健康的な食事が毎食いただけた(有料)
*お風呂   :毎日シャワーOK、一人でも親子一緒でもどちらでもOK
*外出    :看護師さんの神対応により外出OKだった
*付添い者交代:原則、患者の子どもと同居家族であれば何度でも交代OK

■番外編!?残された上の子のこと…

我が家には、イヤイヤ自己主張激しめ真っ只中の上の子(男の子、3歳)がいました。
お兄ちゃんが保育園に行っている間に妹が入院していた…という状況だったため、初日はきょとんとしていた上の子ですが…翌日から壮絶な情緒不安定さに😥
入院初日~2泊、私が付添い対応をしていたので突然家にいなくなったママと妹…という状況を、はじめはすんなり受け入れてくれていたように見えたのですが。

入院3日目
朝:パパと一緒に保育園登園
 (この間に付添い交代)
夕:数日いなくなってたママが突然迎えに来た

という状況が良くなかったのか、私がお迎えに行くと
「やーだぁぁぁぁ!ママじゃやだーーー!」
と大暴れしながら担任の先生に抱きかかえられて部屋から出てきました💦
3歳なりに。お兄ちゃんとして。
本人的にはとってもストレスがかかっていて頑張っていたんだなぁと申し訳なく感じた瞬間でした…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?