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恥ずかしさとの戦い

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。

悪習慣をぶっとばせ!

本日のテーマは、

「恥をおそれる」

です。


前回までのお話。

2ヶ月前にランニングを始めた大山ひろ。

なまけ心、足の痛み、コロナウイルス。さまざまな問題を抱えながら、練習に励み続け、

仲間の応援を受けながら、8月7日のハーフマラソン大会に参加することに。

大山ひろは、ハーフマラソン大会で結果を残すことはできるのか。

というお話でした。気になる方はこちらから。


軽い開会式のようなものが終わり、

「それではこちらに並んでくださーい」

スタッフさんの誘導に従って、

スタート地点に向かう。

「5人ずつ横並びで、前の人との感覚をあけてください」

説明を受けて指示通りにする。

マラソンのスタートってこういうものなのかな。


今回のレースコースは、河川敷。

川と土手に挟まれた、アスファルトの道路を走行する。コースの道幅は、だいたい3mぐらい。

川沿いの左手には、グラウンドや公園など人が楽しむ場が設けられているので、通る車両は制限され信号もない。

なので安心して走ることができる。


「それでは、スタートです!」

スタッフの掛け声とともに、

パンっ!

乾いた空砲の音が、空に響き渡る。

前列にいた人達が一斉に走り出した。

「前列の方が出て、合図したら走ってください」

そう言われて、

「スタートです」

走り出す!


まずはいつものペースで。。

そう思っていたものの、

周りのペースが速い。


いつもは1人で走っている。

走るのが1人だと、基準は自分。

でも、今日は複数。

近くに人がいる中で、走る状態。

しかもレース。


みんながライバル


みんなこんなペースで、ずっと走るのかな。

そんな事を思いながら、

前の方にいる集団のペースに合わせる。


やっぱり、速い


いつもならこんなペースで絶対に走らない。


でも、ついていけている


なんでだろう。


膝が気にならない。


痛みを感じない。興奮状態だからか。


いや、膝のサポーターのおかげだ


本番で使おう。そう思ってとっておいた膝のサポーター。


これが膝の負担を軽減してくれている。そして、


レース用に買ったシューズ。


長距離を走るため、むくんでも大丈夫な少し大きめの靴。地面を蹴るたびにグングンと前に進む。


レースで使おう。そう決めて慣らしで履いたのは2,3回程度。やっぱり競技用の靴はぜんぜん違う!


ランニング用靴下の効果も、出ているのかもしれない!


仲間にもらったアドバイスが、本番に力を貸してくれている。


前方に目をやる。


先頭を走っている人は、すでに50mぐらい遠く。たった1人。

アスリートの方だろうか。

明らかに速度と走るペースが違う。

その後ろに2~3人。その次の集団が、僕のいる集団。

参加者の中だったら、

今のところ順位は上の方だ。

初参加で上の順位だったら悪くないな。。


そんな事を思いながら走り続ける。


スタートから2km地点。


前方。頭上に大きな橋が現れる。いろんな車両が走っている橋の下。

太陽が遮られ、大きく日陰になった部分。

そこに特別に設置された長机と若いスタッフの人達。

「給水所」

と書かれている。


あ、テレビで見たやつだ!!


選手が手にとって飲み干して、カッコよく捨てるやつだ。


でも経験がないので、うまくできるか少し不安。

おかしな動きにならないように、前のランナーの動きを凝視してみる。


1.給水所に入る

2.バーのテーブルを流れてくるドリンクを受け取るように、サッと取る

3.カッコよく飲み干して、余った水を頭にかける

4.近くに設置してあるゴミ箱に捨てる


一連の動きを見て学ぶ。


「よし!」


覚悟を決めて、給水所に突入!


あ、こいつ。初めてだな。と思われないように、


バーカウンターのドリンクを受け取るかのように、


サッ!


あれ。


手応えがない。


ノールックでいこうとしたら、あるはずのものがない。


いつもなら立ち止まって、手に取るテーブルのドリンク。


それを走りながらやることによって、距離感を見誤る。


いわゆる空振りというやつである。


スピードを殺さずに、受け取るというのは、少々難しく。

そして、

恥ずかしさを殺して、取りに行こうかどうか。


迷いながら、僕は前方を見据えたのでした。


追伸 
 大人になってから、だいたいの事は経験してきました。

色んな経験をすると、

やったことがなくてもできるようになったりもします。

今回挑んでいるのはマラソン大会。

マラソンのいいところは、

老若男女。誰もが楽しめるスポーツという点です。


若い方もおられる分。年齢を重ねていると、

みんなが当たり前にできるものを、

できないと恥ずかしい

そんな感覚を持ってしまいました。


まぁ、よくよく考えたら、給水所でドリンクを空振りした時点で相当恥ずかしいのですが。。

皆さんは「恥ずかしい」という気持ちから、給水ドリンクを逃さないように。

くれぐれもお気をつけください。

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