見出し画像

感謝の生まれ方

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。

良い習慣を身につけよう!

本日のテーマは、

「自分の限界より、少し上の環境に身を置く」

です。

前回までのお話。

ハーフマラソン大会に出場した、大山ひろ。

いつもの自分より速いペースで走っているライバル達。

彼らの背中を見ながら、いつもより速いペースで走れる自分に驚く。

仲間たちの応援に感謝しながら走り続け、

初めての給水所で・・・。気になる方はこちらから


10km地点。

二回目の給水キャッチは成功し、水分補給をすることができた、大山ひろ。

ランニング練習で走りきっていたのは、10kmちょっとまで。

ここからは未知の領域。

自分の人生の中で、ハーフマラソンの距離。

「21.0975m」

は走りきったことがない。

空は雲でいっぱい。だったはずが、

いつの間にか、強い日差しがサンサンと選手達を照りつけている。


ここからが本番。


いつも走っている10km。この距離を超えると何が起こるのか。身を持って体験し始める。


・足が重くなる

走るフォームというのは本当に大切で、一定のリズム・速度で足を前後に動かす。それだけでも最低限の疲労を抑えることができる。

10kmを超えたあたりから、次第に足の柔軟性がなくなっていく。

「足が棒のようだ」という比喩表現がありますが、まさしくそのとおり。

動物が跳ねる、ピョンピョン

というイメージから、

ドシドシ、といった象のような走り方になる

当然スピードは落ち、足の負担も大きくなる。


・ペースが落ちる

日差しも強くなって、照りつける日光。

汗が通常よりも出るようになり、冷たくなった汗が肩にたまり、少しずつ痛みが身体を蝕んでいく。

気温が上がることで、肉体的疲労も上がり、結果ペースが落ちてくる。


・水が欲しくなる

給水ポイント。例えるのなら、

砂漠の中のオアシス

です。

「頑張ってください!」

というスタッフの声援と、

並べられたスポーツドリンクとお水。

これにものすごく救われます。

初対面です

普段会ったことないです

面識も何もないです

なのに、

こんなに人に感謝する機会はない

と思えるぐらい、人に感謝できる瞬間。

中には、給水所に少しとどまって話している人もいました。

気持ちは分かる・・・

でも、レースだから!

心を鬼にして給水所を出る。


14km地点。

サポーターをしているはずなのに、

絶好調だったはずなのに、

膝に痛みが走る。

痛みを気にして走ると、フォームも乱れて、さらに体力の消費も激しくなる。


悪循環


みんなよくこんなペースで・・・。


そう思って周りを見渡すと、


結構前にいたはずの人が、すぐ前にいる。


そして、


振り返ると、隣に並んでいたはずの人が、だいぶ後ろに。。


苦しいのは自分だけじゃないんだ。


というか、


みんな大変な想いを経験している仲間なんだ!


そう思うと元気が出てきます!


17km地点

給水ポイント。

これまで色んな人を観察して、利用の仕方にも知恵がついてきました。


・水かスポーツドリンクを飲むだけの人

・水とスポーツドリンク。両方を手にとって飲む人

・スポーツドリンクを飲んで、水を頭からかける人


「水とスポーツドリンク、2つとっていいんだ!」

そんな裏技あったんだ!

前方の選手の画期的・・・いや、革新的な行動に学ぶ!


僕は2つのドリンクを手に取り、

水を頭からかけ、スポーツドリンクを・・・。


ん?


この味。水だ


ということは・・・。


頭や手に少し粘りつく感覚。


僕は頭にスポーツドリンクをかぶってしまったのでした・・・。


追伸 
 基本的に精神的、肉体的にまいっていると、

判断を誤りやすくなります。

仕事中でも、プライベートでも。

そこまで自分が追い込まれることもありません。

いつでも水を飲める環境。

仕事場でも家でも。クーラーが当たり前にある環境。

当たり前に協力してくれる同僚達。


でも、自分ができるかどうかの目標に挑むと、

・自分の体力的な不安

・ピンチになっても、自分で立ち向かわなくてはならない

・当たり前への感謝

これが出てきます。

特に当たり前への感謝。スタッフの人達の声援。

炎天下の中、日陰じゃないところにも立って応援されていました。

日常が当たり前になると、

感謝の心を忘れてしまいます

でも、

いつもの自分よりも、上の環境に身を置くと、

「当たり前が当たり前じゃない」

というのを教わることができます。


それが分かっただけでも、

今回のレース参加は成功だった。

そう思うことができたのでした・・・。








この記事が参加している募集

#習慣にしていること

131,336件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?