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新しい視点

最近思ったことを取りとめなく。

最近、立て続けに「新しい視点」を獲得していっているような気がする。

どれも文化人類学的な視点で、それぞれ新しく自分の中にインストールされていっている感じ。知識を得ているのではなくて視点を得ている、というのが以前と比べてここ最近は増えているように思える。

ここ最近の学びはこういうものが多くなっているように感じる。と同時に、これらを、20歳くらいのの頃に獲得したかったな、と思ってしまった。

これまで、知識を得ることが自分の武器になると思っていた。いろいろな物事を知っていることが、自分を豊かにするんだという発想。

それ自体は悪いことではないし、知識があって初めて、その知識の集積から新しい発想が化学反応みたいにポンと生まれてきたりするはずで、空っぽの空間では何も反応するものが無いから生まれてこない。だから、知識を貯めるのも悪くはなかった。

もちろん経験も。あまりアクティブな方ではないとはいえ、頭で考えることよりも実際に手を動かして形にしていく、その過程で得るものもたくさんあって、形を作ることに注力した時期は、それはそれでいい経験ができたと思う。

でも今から考えると、文化人類学的な視点でものごとを考えることって、まったくやってきていなかった。それって無理だったのかな、とちょっと後悔のようなものが心にちらつく。

大学とかでそういう勉強をする姿勢を学ばないと、無理だったのだろうか。よくわからない。新しい視点を得たとはいっても、どういう風に考えていけばいいのか、どういう風に使っていったらいいのか、自分の中でもまだあまり明確になっていない。咀嚼しきれていないというか、うまく飲み込めていないというか。

まだまだひっかかりは消えないのだけど、でも、この新しい考え方を知ることができて、ちょっとワクワクしている。目の前のモヤの一部分が、少し晴れたような、そんな感覚。

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