ビジネスは感性じゃダメだといわれるけど、、、#6

私も一応職業は経営者であるわけで、日々勉強を続けております。

一般的な経営理論を書かれている本を読むとデータデータ、また出たデータ。。。

「本当にこの商品は売れるのか?」
「既に成功している類似パターンはあるのか?」
「ターゲット層のアンケートは取ったのか?」
ビジネス分析がうんぬんかんぬん・・・

そんなことが並んでいるのをよく見ます。
いわれていることは、本当によくわかります。事業をやる以上はニーズを読み取って、利益がでるように計画を立てる。
もう当たり前のことすぎてぐうの音もでません。

ただ、ただですよ。
ゴッホの絵は生前に評価を受けなかったそうですし、Twitterが無かった頃に140文字しか書けないSNSがここまで伸びると想像できたでしょうか。

データやロジックでは爆発的ヒットはしない

すみません。偉そうなこといって。

例えば、日本のテレビCM見てても「当社比20%アップ」「満足度95%」とか超つまらないデータが並ぶじゃないですか。
あれ見て買おうってなる人っているんですかね?

良いCMだと思うこともありますが、パッと思い出すもので言えば「俺には、キミをかっこよくする義務がある」のキャッチコピーだったトヨタVOXYがしびれました。
その当時はまだ息子はいませんでしたが、息子ができてから車を買い替える時その時のコピーが蘇ってVOXYを選びました。
広い社内ではしゃぐ子供とキャンプ行ったりして、お金には変えられない経験ができています。

話が逸れましたが、ビジネスの基本は「あるものをより良く」「無い物を生み出す」の二択しかないと思います。
今の日本におけるビジネス書は前者に重きをおいたものが多い気がします。
それはそれで納得できて、勉強にもなります。(特に飲食店の経営は読んでいて面白いので詳しくは別の機会に)

でも、無い物を生み出す場面では、消費者も目で見て使ってみるまで、自分でお金を出すかどうかさえわかりません。
むしろ、SNSのように直接ユーザーがお金を払わないパターンも多いわけです。

できれば感性で仕事したい

感性ってすごく曖昧ですが、ロジックよりは確度が高いとも思います。

例え燃費が10%下がっても、安全性が変わらなくても、息子と乗りたくなる車が欲しくなるんです。それって感性でしょ。

売る側はともかく、買う側は感性がほとんどです。
それを理論だけで読み解こうとすると、人間臭い部分が読み取れなくなる気がします。
株価が理論通り動かないのもそのひとつですよね。

例えば、お宝鑑定団でこれはいくらですって鑑定士が言うけど、そもそも屋根裏に眠ってて売る気もないなら、それはただのゴミですよ。
1億円の壷だろうと、10億円の絵だろうと。
だれがなんと言おうと、価値を決めるのはその対価を払える人だけです。

経営者やビジネスモデルにもよると思いますが、私は感性で仕事をするタイプでいたいと思っています。

私の知人にとっては絶対ロジカルで仕事する人でしょと言われそうですが、感動を利益につなげる手法としてロジカルが必要になるだけであって、やっぱり人を感動させることに商売の原点があるのだと思います。

私が営業が苦手なのもそういった価値観なのもあります。
自然と手に取って欲しくなる商品を作り出していきたいです。

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