村田寛之 | 虎党失格

*毎週日曜更新中! ファン歴49年のアラフィフライターが、 虎の現在過去未来を縦横無…

村田寛之 | 虎党失格

*毎週日曜更新中! ファン歴49年のアラフィフライターが、 虎の現在過去未来を縦横無尽に書き散らし、 昭和平成令和を駆け抜ける超極私的虎党論。 週1回×800字×3分で読める クロスファイヤーコラム。 どこから読んでも一話完結。 でも、#1から読むのがちょうどいい。

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SNS に興味がなかった55歳の僕が1年間に53本の記事を毎週投稿して思ったこと

#番外篇 note は僕の試みだったので、 すべての手の内を明かしたいと思います。 いつもは600~800字程度で書いていますが、 今回は文字数制限のリミッターを外し、 1年間53本の記事の投稿を終えて感じたこと、 なぜ、note を始めたのか理由を書いていきたい。 書きたいことがいっぱいで長文になりますが、 最後までお付き合いいただければうれしいです。 1.note は僕の実験だった ▪️アナログ人間の SNS へのアプローチ 自由だからこそ制約をつけないと、 何も書

    • 3連発の日に3安打で勝ってしまう

      #69 バックネット裏のグリーンシートは 地上波のテレビ観戦を主戦場とする僕には 縁がない激レアシートであるのだけれど、 G党のデザイナーの知人がチケットを 譲ってもらったと声をかけてくれた。 年間予約席なので来場記念のタオルをもらい、 甲子園カレーを食べてプレーボールを待つ。 試合前からスタジアムDJが、 今日、4月17日はあの日と同じ水曜日。 「バックスクリーン3連発の日」と煽りまくる。 過去の栄光にしつこくしがみつく アラフィフの虎党にとって、 39年の月日の流れは隔

      • 関口宏がいないサンデーモーニング

        #68 日曜日の朝は『サンデーモーニング』を見て note の投稿が僕のルーティンになっている。 番組は4月からリニューアルしたのだけれど、 関口さんの交代以外は何も変わっていない。 かの司会者の発言がネット上をザワつかせ、 中立公平とはいえない偏向報道に嫌気がさして いつからかテレビを真剣に見なくなってしまった。 でも、ニュースくらいは真剣に見ようと思うが ニュースも都合よく発信されていることを知って ニュースを娯楽の延長で見るようになった。 テレビは必要なものでも重要な

        • 春はあけぼの最上段から六甲おろし

          #67 春はあけぼのやうやう白くなりゆく 清少納言の『枕草子』は319段あるが、 甲子園球場の外野席は52段である。 その最上段からの眺めは 遥か六甲の山の端を視界に捉える。 広告の看板を背に腰を下ろすと、 隙間から風が吹き抜けて夏は涼しい。 LEDの灯りに照らされてジェット風船が 飛ばなくなっても変わらない趣があって そんな甲子園に今年も足を運ぶことになる。 僕の甲子園の観戦スタイルは、 レフト外野席の当日券を球場窓口で手に入れ、 陽が明るいうちに入場し、最上段の席に移動

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        SNS に興味がなかった55歳の僕が1年間に53本の記事を毎週投稿して思ったこと

          情報が多すぎる地上波の画面に困惑

          #66 2024年のプロ野球が開幕した。 地上波のナイター中継が減ったとはいえ、 さすがに開幕戦を中継しないということはない。 巨人は球団創設90年目ということで 日テレの気合いの入り方も伝わってきた。 でも、アラフィフの僕が求めているのは スポーツ中継として普通に放送すること。 野球と関係ない番宣ゲストはいらないし、 試合と関係ないバラエティーもいらない。 日テレは他局とくらべてその傾向が強くて 視聴率と野球離れの空気を取り戻すための 努力は認めるがてんこ盛り企画が痛々し

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          開幕前に巨人軍の監督を考えてみた

          #65 現役を引退して選手時代の実績だけで いきなり監督になることはなくなった。 Jリーグのようなライセンス制度もなく、 指導経験や資質、適性が未知数であっても 人気優先でファンが喜べばすぐに監督になれる。 いい意味でも悪い意味でも適当だった 新監督選びは令和の時代には通用しない。 巨人軍の第20代監督に44歳の阿部監督が就任。 長嶋監督が39歳だったことを考えると、 早いわけではなく、若いわけでもない。 二軍監督からヘッドコーチを経て経験も積み、 球団創設90年目の重責を

          開幕前に巨人軍の監督を考えてみた

          フルイニング出場のモチベーション

          #64 虎のフルイニング出場といえば、 金本知憲と鳥谷敬の二人のレジェンドがいるが、 昨年、フルイニング出場を果たした 新選手会長の中野が次のステージをめざすなら 息の長い選手として活躍し続けられるかどうか。 フルイニング出場にこだわることが、 チームにとって必ずしもベストとは思わない。 競争に勝って健全にレギュラーでいることが、 本人にとってもファンにとってもベストである。 応援する選手や好きな選手の力が衰えて 苦しんで退いていく姿を見るのはツラいが、 プロ野球選手なら誰

          フルイニング出場のモチベーション

          適正な優勝頻度は5年に一度が妥当

          #63 優勝はどれくらいの頻度がベストなのか。 6球団なので5年に一度が適正な気がする。 かつての巨人の9連覇なんてありえないし、 ◯◯年ぶりの優勝は爆発力があって盛り上がる。 日本経済の景気回復という観点からも望ましい。 6球団が持ち回りでバランスよく優勝すれば、 ファンのストレスが分散されていいかも。 でも、ひとつ確かなことがある。 日本シリーズを戦ったチームは強くなり、 日本シリーズに出られないチームは強くない。 強いチームは強くなり、弱いチームは弱いまま。 その差を

          適正な優勝頻度は5年に一度が妥当

          大谷翔平は余裕を超えた余韻がある

          #62 夜勤明け、うるう日は、朝から頭痛。 体調が悪くてふとんの中でグズグズしていたら つけっぱなしのテレビからの一報で目が覚めた。 大谷さんの結婚に驚いて頭痛は一発完治。 コーヒーでも飲んで落ち着こうと続報を待ち、 みんな大好き大谷さんの結婚相手となれば 大きなお世話だがどうでもいい話ではない。 大谷クラスの大物になると相手によっては 全盛期のキムタクのときみたいなことになる。 「もっとほかに…」とツッコんだ記憶が。 大谷さんの場合、周囲の色めきをよそに 野球に専念し、プ

          大谷翔平は余裕を超えた余韻がある

          余計なことをしない普通という正解

          #61 「今年の方が勝ちたいと思う、 変なことをしなければ勝てる」と キャンプ前日のミーティングで話した 岡田監督の本音は自信の表れだ。 改めて、虎が日本一になれた理由を考えると、 特別なことをしない。普通のことを継続する。 サンテレビの姿勢に共通点があるのではないか。 サンテレビはアレの決定の試合を放送し、 28%の視聴率を叩き出して在阪局で一人勝ち。 放送できたのは運がよかっただけなのだろうか。 1969年の開局以来、54年間、虎党のために 地道にコツコツとノーカット完

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          虎のさらなる高みは純国産オーダー

          #60 虎の次なる目標は連覇になるが、 その先のフェーズは外国人選手抜きで 常勝チームをつくることかもしれない。 2023年はそれに近いものだった。 ドラフトで獲得した生え抜きが中心になり、 日本人だけでも戦えるチームには夢がある。 あとは高校生の野手が育てばいうことない。 ノイジーは133試合に出場し、 日本シリーズで攻守にいい働きを見せたが、 打率.240、ホームラン9本は物足りない。 6番で逆方向に打つチームバッティングと、 12個の捕殺は両リーグトップで唯一の2ケタ

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          臨時コーチ登場にテンション爆上げ

          #59 春季キャンプも熱を帯びてきた。 選手はテーマを掲げて課題に取り組み、 それぞれがレベルアップに努め、 選手のやる気に連覇の期待も高まる。 そんな選手たちを心強くサポートする 臨時コーチの存在がキャンプに華を添え、 今年も赤星さんと鳥谷さんがやって来た。 虎のレジェンドが走塁と守備の極意を伝え、 期待が膨らむところだが数日間の指導で どれだけの成果があるかわからないけれど、 もしかすると来場するファンに向けての ささやかなサービスなのかと思ったりもする。 もちろん、成

          臨時コーチ登場にテンション爆上げ

          パインアメスタジアムがいいと思う

          #58 虎のキャンプ地の沖縄宜野座村野球場が バイトするならエントリー宜野座スタジアム、 バイトするならエントリー宜野座ドームになる。 公共施設は維持運営の新たな財源となり、 スポンサー企業はサービスや商品の認知度向上。 ネーミングライツのそれぞれのメリットだが、 地域住民にとってどうなんだろう。 親しみある施設の名前がいきなり企業名になる。 契約期間が過ぎるとあっさり次の企業名になる。 なんか、住民の思いが置き去りにされた感。 原稿や記事などのオフィシャルな文章は 全文掲

          パインアメスタジアムがいいと思う

          タイガース検定を受けたことがある

          #57 39歳のとき、僕は受験のため、 関西大学の千里山キャンパスにいた。 高校入試以来、18年ぶりの受験である。 会場に着くと、選手のユニフォームや法被、 派手な応援グッズを身に纏った虎党たちが 受験会場という場にそぐわないスタイルで  私語もない笑みもない緊張した雰囲気の中、 テキストを広げて静かに開始を待っている。 一部のマニアしか検定の価値がわからない 487人の受験者たち。球団が公認する 第1回阪神タイガース検定で問われるのは、 球団の歴史や記録に関する 100問

          タイガース検定を受けたことがある

          オリックスの歴代監督インタビュー

          #56  地元・神戸の広報誌の仕事で オリックスの監督を取材したことがある。 開幕前にシーズンに向けての抱負と 意気込みをインタビューするのだが、 2004年の近鉄との球団合併以降、 伊原春樹、仰木彬、中村勝広、コリンズ、 大石大二郎と、常勝チームとなった 今では考えられないけれど、 毎年のようにコロコロと変わる 新監督の取材を楽しみにしていた。 阪神・淡路大震災から9年経った、 2004年1月17日に伊原監督を取材した。 日本シリーズでクロマティのクセを見抜き、 伝説の走

          オリックスの歴代監督インタビュー

          がんばろう神戸の底力を信じていた

          #55 フラフラと力なく上がった打球が 一塁手のミットに吸い込まれると、 夕暮れのGS神戸はため息に包まれた。 その日は阪神・淡路大震災から ちょうど、8か月後の9月17日だった。 マジック「1」であと1勝。 12日からの神戸の6連戦に21万人が集った。 きっと、17日までに優勝が決まって、 その日は消化試合になっているはず。 イチローのサプライズ登板を期待し、 日曜日のデーゲームを楽しみにしていたが、 前日は明日の胴上げ見たさから 「今日は負けてもいいのかな」 なんて、思

          がんばろう神戸の底力を信じていた