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うまくやれば株は勝てるという事実

#81

つみたて NISA が始まる頃、
満期になった定額貯金の解約のため、
郵便局に行き、手続きを待っている間、
「投資信託に興味ないですか?」と勧誘された。
当時は「投資信託ってなに?」レベル。
投資の知識はなく定額貯金を解約したばかりで
営業担当者にとってカモネギロックオン状態。
ヘタすりゃこのまま手数料の高い
金融商品を買ってしまうところである。
信号待ちの逃げ場のない状況で
街頭アンケートを求めてくるような手口だ。
そのやりとりを夜勤の同僚に話をすると、
同僚は株をやっていたことがあって
今は時間がなくてやっていないが、
「うまくやれば勝てる」ようなことを言った。
僕の中ではまだ株はギャンブルで危険なもの。
そんな認識だったので聞き流していたが、
4年後、個別株投資をやるようになって
この言葉の意味に気づかされることになった。
今なら僕も同じことを言うかもしれない。
それが投資の本質のような気がするからだ。
なんとなく正解に近いが確信が持てない。
正解を求めるのに正解がない不確かな世界。
だから投資はギャンブルと思われているのだが、
きちんと勝ってギャンブルでないことを証明し、
投資に対する誤解を解かなくてはならない。
プロレスは八百長か真剣勝負かの議論みたい。
この議論が不毛なものであるのと同じように
投資は永遠に勝ち続けることはできないし、
チャートは上がり続けることもないのだが、
長期的な視点に立てば世界経済は成長する。
その経済成長の波に乗っていけば勝てるので
投資をしない選択肢はないロジックになるが、
勝つか負けるかの理由は別のところにあって
理性で勝っても欲という感情に負けてしまう。
そこが投資というものをむずかしくさせる。
勝つために必要な方法は何か。
思考か、習慣か、行動か、理性か、
投資に勝利の方程式があれば教えてほしいが、
投資脳を鍛えることが答えかもしれない。

今週の虎党の呟き🤔

投資脳と野球脳は似てるような気がするのだが。



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