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形而上学 実践哲学の学び Vol.9

第二章 人間と大自然

9.人間と大自然

 人間は、言うまでもなく
大自然の動きの中の一駒だ。
 人間の生命は、母体の中で二つの細胞が、
一つに結合し、本体の魂が宿るところから始まる。
 生命の誕生は、何億分の一の確率と言われる。
 この時霊魂は、自らの「因縁(前世の業)」に
応じた父母を、大自然から選ばされ、
自分の霊魂にふさわしい肉体と、
その肉体に適した本能、性能(個性)を
大自然から与えられ、
成長と共に母体から離れ世に出る。
 自分の霊魂の因縁に似たような
兄弟、姉妹、家族環境が用意されていて、
その家の一員となる。
 それらは「因縁(業)の類」で、
似たもの同士が親子、兄弟、家族、親族
として集められるのである。
 大自然の法則の中で、
大自然の力を頂きながら、
魂の成長、練磨を行い、
数十年から百年ほどの生を終え、肉体は滅ぶ。
 死と共に霊魂は離れ、
肉体は元素となり自然に戻ってく。
 霊魂は輪廻転生して、次の肉体へ向かう。

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