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形而上学 実践哲学の学び Vol.23

第三章 大自然の法則

23.二つの法則、世界

例えば、大きな河や海の水の流れには、
表面に見える流れと、
深い底を流れる二つの流れが有る。
同じ様に、世の中の動きにも実は、
二つの流れ、力の働きが有る。
ひとつは人間が考えて動かすなど、
人間が見たり聞いたりする知覚に感じとれる動き、
働き、それに伴う法則で、
そして、今ひとつは、
通常の人間の知覚に感じ取れない力と
動き、働き、その法則である。
因果関係の繋がりが、
目や耳では確認できないのである。
感じ取ることが出来る動き、働き、法則を
「形而下」の動き、働き、法則と言う。
この目に見える通常の世界を、
この世、現象世界、物質世界、
三次元世界などと言う。
この感覚で解る世界は、
人為(定)法で規制され、
学校教育などで学ぶ数学、化学、
物理などの法則で動いている。
一方、人間の感覚に感じ取れない
動き、働き、法則を
「形而上」の動き、働き、法則と言う。
この不可視世界を別名、
あの世とか潜象世界、精神世界、
多次元世界などと言う。
これらの二つの世界が自然法の範疇であり、
原因と結果の法則、感謝報恩の法則、
善悪の規準・・・などが有り、
考え方、心の在り方等が
事象、現象に因果関係としてつながっている。
形而上の動きは、
通常の感覚では動き、働き、因果関係が理解できず
「霊観、観応」で知ることができる。
つまり世の中には
「形而上(自然法)」「形而下(人為法)」の
両方の動き、働きは物事も成就しないし、
問題があった場合に解決も出来ない。
必ず、両方の法則を知って進めていかないと
上手くいかないものである。
神、佛とは「形而上」と「形而下」の両方の世界を
コントロールし、動かし、統御している大本である。

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