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形而上学 実践哲学の学び Vol.13

第ニ章 人間

13.人は連の中の個

人は、集(集合)の中の個(一己)であると同時に、
連の中の個である。
連とは、途切れの無い「連なり」である。
これには空間的な連なりと時間的な連なりがある。
空間的な連なりとは、
自分から広がる人間関係で、
自分と家族、親族とか、自分と職場、地域社会、
広くは民族、国民などである。
時間的な連なりは、過去から未来への繋がりで、
無限の数の先祖からの自分、そして子孫である。
これは、単に血縁に限らない連なりでもある。
人は常に空間的、時間的な連なりの影響を受け、
また、影響を与えながら自分という「個」が有るのである。
そこには、個として存在する認識が重要となる。

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