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形而上学 実践哲学の学び Vol.10

第2章 人間

10.人間の存在意義

 では、人間はどうして、
世に生まれて来るのだろうか?
神、佛は、その問いに、
「それは、世の中に必要だからだ」
と、仰せになった。
「人間の役目は、何か?」
「何の目的のために生きるのか?」
と、再び問うた時、神、佛は、
「世の役に立つためだ」
と、簡明に仰せになった。また、
「それが生き甲斐だ。
 生かされている価値だ」
とも加えられた。
 甲斐とは、価値のことで、
生き甲斐とは人間として生きる価値、
存在価値、有用価値である。
「母が勝手に生んだ」
「自然に生まれてきている」
というものではない。
 各自が大自然の意図の下に、
役目を持って生まれさせられているのだ。
 世の出来事に偶然は無く、
すべて必然によってさせられている。
 だとすれば、自ら「生の意図」
「役目」「価値」を
知って生きるべきではないか?


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