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「私を知らないで」白河三兎さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)

私=キヨコ(=新藤あかり)。

そもそも、主人公たちが、中学1~2年って
いうのが、ありえない。
思考回路は、大人だぞぃ?

キヨコは、超美少女だけど、
家が貧乏で、不幸、でも、気高い。

僕こと、黒田慎平と親友の高野が
キヨコに恋をする。

慎平の家は、転勤族で、しかも両親を
亡くし、叔母夫婦に育てられた。
慎平はどこかクールで、キヨコと似ている。

キヨコに不幸が重なり、死んだ祖母を
庭に埋めて、年金の不正受給が
バレたとき、慎平と高野は子供のように
泣きじゃくる。
キヨコを黒田家の養女にしてくれ、
高野は18才で、キヨコを迎えにきます、と。
黒田の両親は大人で、再三、慎平が
キヨコを女性として好きなのではないか
と尋ねるが、当時の慎平はまったく
その気はないと断言する。

で、25才になった慎平は、キヨコを
「姉ちゃん」と読んでいる。
次月に、高野との結婚が決まっているキヨコ。
慎平は今になってキヨコに惚れていた
ことに気付いてしまって、苦笑。
青春は苦い。

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