「契約」明野照菜さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)
主人公、南欧子(なおこ)、イタイ。。
けど、同じくらい、桃子もイタイ。
南欧子は、よくいる、小・中学生時代の
人気者だった。
水戸桃子のイジメを率先した、と
桃子は恨んでいる。
が、南欧子には、その覚えなし。
桃子は、実は、大事業主の孫娘。
新しい会社を作りことになり、
匿名で南欧子をヘッドハンティングに
見せかけて、雇う。
エステや、マナースクールに
南欧子を通わせ、その達成金に
300万円を与え、素敵な女性に
変身させて、立派な職を与えるかに
見えて、実は底辺の仕事を与える。
やり手だった桃子の祖父は
「自分のプライドを壊したやつは潰せ」
という教え?も考え物。
南欧子もアホやけど、桃子とそのまわりの
ブレーン(祖父が残してくれた)の
芝居っぷりも、ちょっと異常。
南欧子は、勤務継続か、退職で違約金
払うかを迫られるが、とんずらする。
桃子は、まだ追い詰めるみたい。
桃子の方が一層みじめだな、と思った。
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