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「愛すれどひとり」落合恵子さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)

いいねー、落合さん!!

亜木子をめぐって、佐々木実と
今染俊輔の青春劇。

亜木子と俊輔の間に入ってくる
佐々木は、サイコパス。
何事も気にしない大物ぶりで、
みんなを圧巻していくんだけど、
最後のほうでわかるのは、
実は10歳の時に佐々木は
理想の自分に変身したこと。
(佐々木の、人一倍怖がりだから、
先に人を制すとか、
敵のふところに先に入り込んで、
わざと大物っぽいふりをする。
まさにサイコパス!!)

二人の兄におされ、
学校でも弱虫だった
佐々木が、10歳のとき、
転校で、俊輔の学校に入り、
俊輔の中に、自分を見て、
まったく逆のキャラ作りに成功する。

それに、亜木子も最初はサイコパスぶりに
嫌がっていたのに、佐々木と結婚。

でも、32歳の時、離婚。
亜木子は、佐々木の中で
作り上げられた理想と、
ホンモノの弱い佐々木に
耐えられなくなって、終わり。

サイコパスって、本当、こわい。

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