「ガソリン生活」伊坂幸太郎さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)
これもまた、おもしろい!
車たちの話。
主人公に緑のデミオと、
その所有者の望月家。
母・郁子、長男・良夫、
長女・まどか、
次男・亨(とおる)。
隣人の車、ザッパ。
この次男の賢さ、
小学生なのに、コナン並み。
いつも通り、いろんな事件に
巻き込まれていくんだけど、
P144(その他)で、車用語
「ワイパー動くね」=(テンション上がるね、的な)
が気に入った。
あと、P198には、
あのクリスティーンのことが
書かれていて、伊坂さんも、
スティーブ・キング読んだんだなぁ、と。
ある女優がダイアナみたいに
トンネル事故で死ぬんだけど、
それは、替え玉で、本当に死んだのは、
チンピラとその彼女。
そして自分が廃車になることを
恐れていた10年後?の緑デミは、
望月家からいなくなっている。
ザッパはまだいる。
郁子(軽)、良夫(スポーツカー?)、
ザッパがいるところに
あの古い緑デミを
買い戻した亨がやってくる。
車たちの挨拶、(ザッパと緑デミ)を
まどかの5歳の娘だけが
聞き取っているのが、いいね。