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一寸の虫にも五分の魂(猫エッセイ)

大都会の地下街の
キレイなトイレに入ると、
ゴッキーの小さいのがいて、
びっくり!

5ミリくらいだろうか。
ちょっと距離があったので
眺めていた。

小さな触覚で、一生懸命
エサを探している。

床に、5ミリ大の水滴が
落ちているのに気づき、
そこに近づくゴッキー。

そして、嬉しそうに
触覚をフリフリしながら
その水滴を全部飲んだ。

昔も今も、ムシは嫌いだ。
特にゴッキーなんて、
とんでもない。

が、その時、ワタシは、
嬉しそうにチュールを食べる
我が猫ファルとゴッキーが
重なった。。

猫も虫も生き物やんか。
食べ物見つけて嬉しそうに
しているのを、なぜ退治する
必要があるん?(←自分ちじゃないから
高いところから冷静に言ってる)

何だか、釈迦の気持ちになった。

「一寸の虫にも五分の魂」


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