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「アヒルと鴨のコインロッカー」伊坂幸太郎さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)

やっとたどり着いた一冊。

アヒルがドルジ、
鴨が琴美?河崎?

これって、映画化してたけど、
琴美役の子がわからん。

現在*椎名(主人公・大学生)=役:濱田岳
   河崎(実は、ドルジ)
   麗子さん=役:大塚寧々

二年前*琴美(わたし)
     ドルジ(ブータン人の彼)=役:瑛太
      河崎(本物の美青年)=役:松田龍平
      麗子さん(ペットショップのオーナ。
         琴美のバイト先の店長)

が、交差する話。
ペット殺しの男二人と
女一人の三人組に、
琴美が狙われて、結局、
車の前にはだかって、
琴美死ぬ。

その時の光景がいい。
(琴美が死ぬ瞬間の夢、
鳥肌ものだった)

二年後に、河崎に化けたドルジと、
椎名が、新幹線のコインロッカーに
神様(ボブ・ディランの曲が流れる
ラジカセ)を閉じ込めるシーンを、
未来に飛んで見ている。

そして、ドルジが犬を助けようとして
自殺?みたいに
車道に飛び出す姿も。

「ああ、案外、早くドルジには
死んで再会できるね」って。

椎名は、琴美、ドルジ、河崎の
三人の物語の最後に
付き合わされただけ。

河崎は、HIVを恐れて
(というか、懺悔の意味?)
で自殺。

ドルジは、琴美を襲った男(黒幕)が
書店の店長をしてるのを知って、
その男に復讐しようと、
椎名を誘った、と。

猫の名前がシッポサキマルマリ
(尻尾先丸まり)だったり、
(ドルジの日本語勉強のため、
あえて発音しにくい名前)
ほっこりした。

キーマンは、河崎(=ドルジ)と、
麗子さんかな。

伊坂さんの初期作品の
懐かしいにおいがした。

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