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[“絶対に失敗しない”レシピ]瀬戸内『塩レモンサワー』の素。

サイクリングの聖地、しまなみ街道。
いくつもの小島を自転車で渡り全長80km程の距離をのんびりと走るコースで、世界中のチャリラー(サイクリスト)が訪れるロケーションです。

その中にある瀬戸田生口(いくち)島。
島全体でレモンを売りにしており「瀬戸田レモン」といえば今や世界的にも名の知れたレモンブランドとなっています。

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前置きがすごく長くなってしまいましたが、
その瀬戸内生口島のレモン農家さんから化学肥料不使用、減農薬(ほぼ無農薬)のレモンを購入し、レモンサワーの素を作ってみたらめちゃくちゃ美味しくできました。

「せっかく仕入れた瀬戸内レモンだし、絶対に成功させて美味しいレモン酒作りたい!」
という方にはおすすめのレシピです。

このレシピで知人の小料理屋で出してるのですが、

「レモンサワーはもう一生これでいい」
「過去1のうまさ」
と絶賛の嵐だったので記事にしてみました。
簡単なので是非参考にしてください🙇

[準備するもの]

・果実酒瓶4ℓサイズ
・レモン12玉
ーー無農薬レモンはサイズがバラバラなので大体でOK
・氷砂糖400g〜500g
ーー甘めが好きな方は500で
👍
・塩25g
ーーエモさを出すなら瀬戸内の塩とかが良いかもですね。
・ホワイトリカー1,800ml

①まずは皮を剥く

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いわゆる、桂剥きで皮を剥いていきます。
無農薬レモンの皮の香りや程よい苦味を加えたいので皮はしっかり使います。

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皮だけになった状態がこれ。
ビジュがいい感じですよね。この状態で売ってたりしたらレモン好きは買いますよね。

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皮を剥き終わった状態がこれ。
皮むきの最初のポイント
「皮と実の間の白い部分を残しつつ皮だけ薄く剥く。」
です。皮はすごくいい香りで使っていきたいのですが、白い部分まで入ると雑味が出てしまうのでここは使いません。
レモンの白い部分推しの方がもし、居たらごめんなさい。
ただ、白い部分は加工の仕方によってペクチン液を抽出できるっぽいので、
余すことなく使いたい勢の方は検索してみてください。

②白い部分を剥く

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皮を剥き終わって白い部分だけになったら次はその白い部分を剥きます。
写真ではカッコよく桂剥きしてますが、白い部分が取り除ければOKなので楽な剥き方でやっていきましょー

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これが白い部分まで剥かれた状態。
剥いてて思うんですが、白い部分って結構な割合占めてるんですよねー。
皮・白い部分全部剥くと3分の2くらいのサイズになる感じです。

③瓶に詰めていく

12玉分レモンを剥き終わったら果実酒の瓶に詰めていきます。
※瓶は必ず煮沸消毒してくださいね
簡単に言ってますが、普段レモンの皮剥き慣れてないとそこそこ時間かかるかもです。頑張ってください!

普段レモンの皮むき慣れてるってどんな人やねん、って感じですが。

煮沸消毒した瓶の中の湯気が冷め、水滴をしっかり拭き取ったら剥いたレモンを入れていきます。

ここでポイントなのが入れる順番です。

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こんな感じでレモン・氷砂糖・レモン・氷砂糖・で挟み、上に皮を全部入れます。皮を全部上に入れる理由は後ほど。。

④ホワイトリカーとアレを入れる。

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詰め終わったら気づくはずです。この時点で瓶の中のレモン達に特別な感情を抱いてしまっている事を。。
ここでホワイトリカーを入れていくのですがここもこのレシピのポイント。
準備しておいた塩25gを入れます。

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皮の上から塩をパラパラっと入れます。
これを入れる事でめちゃくちゃ美味しくなります。
前にも書きましたが、ここで使う塩を瀬戸内の塩とかにするとエモさが増します。味も少し美味しくなる気がします。
やはり、せっかくの国産無農薬レモンなので国産の塩を使った方がレモンとの相性がいいと思います。しっとりした塩だと、より良さそうです。

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塩、ホワイトリカーを入れた状態がこれ。
この状態で1週間〜10日寝かせると完成です!
1週間くらい寝かせた後、レモンの皮を取り除くと味の変化がなく飲みやすい状態で保てるのでおすすめです。
皮を全て一番上に乗せたのはこのタイミングで取り除きやすいから。です。
保存方法は温度・湿度が安定した冷暗所であればOKですが、
この時期(執筆時は6月)は急に雨が降ったり急に夏のように暑かったりめっちゃ涼しかったりするのでスペースに余裕があれば野菜室で保管すればよりBestです。


如何でしょうか。
せっかく仕入れた瀬戸内レモンだし、絶対に成功させて美味しいレモン酒作りたい。って
超シンプルなだけに、仕込みの順序や順番に対して怖さがあると思うので是非、参考にしていただければ幸いです。

このアレンジしたら更に美味しかった!とかあればぜひ教えてください!

追記(2022年11月21日)
いまだに記事を読んでもらっていることに驚きと感謝です。ありがとうございます。
商品開発が本業なので、一般的に年に1、2回仕込むかどうかの果実酒なのでガチでいいもの作りたい。というニーズがこの市場にはあるんだなあと参考になりました。
当記事で紹介している減農薬レモン、厳密にいうと虫除けを年に1度ごく少量使うのみのほぼ無農薬レモンの収穫の時期になりました。
この記事から「このレモンを買えないのですか?」とお問合せ頂くことが多かったので購入できるように整えました。

BASEさん、立ち上げ当初から見てましたが最近触ってびっくり。
多機能で消費者にとっても出品者にとってもいいサービスですね。
僕が選んだ食材や調味料、加工食品を販売していきますのでよければインスタもフォローいただければと思います。https://www.instagram.com/umami_table_jp/

来年の夏頃までレモンは収穫できますので、残り半年ちょっとのレモンライフを楽しみましょうー!

追記(2024年3月26日)
このレシピの反響がすごかったこともあり、2023年から家庭料理のYouTubeチャンネルを運営しています。
始めました!で終わらず、週2回の投稿を1年丸々欠かさず続けております。笑
この「塩レモンサワーの素」作り方も動画にしておりますのでよければ参考にしてみてください。


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