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ミニバンでも光る基本性能の高さ!これぞホンダなミニバン!ホンダ フリードに乗ってみて!

今回は、旅行に行った際にフリードを借りることができましたので忘れないうちにレビューしていこうと思います。こちらもなかなかに実力の高いクルマでした。
個人的にはローソンに売ってあった悪魔のおにぎりみたいなリアライトだけが奇抜な感じでそこだけ浮いてるような気がしなくもないといった感じで、他には特に予想されるような特徴を答えよといわれても難しいですが、それは乗る前の話。
これを書く前からシエンタとの比較になるのはもう明らかなので、ぜひシエンタのレビューも見ていただくと、よりわかりやすくなると思います。
(このレビューの中で出てくるシエンタは旧型(170系)になります。)

内装は質感高い!

内装は質感が高いというのが正しい言い方でしょうか。旧シエンタはどちらかというと遊びゴコロと使い勝手重視で、質感が高いという感じではなかったですが、フリードはウッド調パネルやデジタルスピードメーター、ホンダ以外ではみたことのないような表示のタコメーターなど、先進的でオトナな内装です。ただ実用性が低い訳ではなく、センターコンソール?インパネ?の下の部分に引き出しとドリンクホルダーがあったり、メーター下にも収納があったり、どちらも実用性はイコールといった感じです。むしろ旧シエンタはメーター下の収納がなく、スマホの置き場に地味に困ることがあるので収納力はフリードの方があるかもしれません。
個人的にはこの価格なら、素材の違いで中途半端に質感を出すよりは色や形で特徴を持たせて質感を持たせるべきと考えているのでフリードの内装はかなり好きです。
あと違いはエアコンパネルですかね。旧シエンタではマニュアルエアコンですが、フリードは下のグレードでもしっかりオートエアコン付きです。
あと旧シエンタよりいいポイントとしては、ウインカーレバー系のタッチです。旧シエンタでは多少のガチャガチャ感があり、質感が悪いわけではないですが、フリードほどではありません。
チルトがついてるのはもちろんですが、テレスコピックがついているのはさすがホンダです。シエンタは若干ハンドルが奥まってる感じがあるので違和感がありましたが、フリードはそんなこともなさそう。

走りは意外なほどしっかり系

CVTはさすがホンダ!

ホンダといえば、基本的にパワトレが優秀というイメージがあります。特に高回転の伸びがイイというようなイメージがありますが、実際はそれより先に、まずCVTのできの良さを推したくなります。
というのも、この1.5Lまでのクラスの実用車って、どうしてもいろんな人が乗るためかCVTがアクセルの踏んだ量以上にギュンッと出るようなセッティングになっているものが多く個人的には快適ではないなと思うことが多々あるんですよね。特にそれを感じたのはルーミーの時で、あの車を快適に乗りこなそうとすると相当アクセルの操作に気を使う必要があるなと感じました。バチバチライバルのシエンタも気を抜いていると若干急発進になりがちなので、これは大きいアドバンテージです。Nboxに以前乗った際にも発進加速の自然さは感じたので、ここはさすがホンダのパワトレだなといった感じです。
フル加速でもエンジンの回転の上がり方が自然で、AT車と遜色ないとまでは行きませんがCVT車の中で言うとかなりリニアに回転が上がっていく方で、作りこみのしっかりさ加減が良く出ています。
ただしエンジンブレーキだけは効きが弱く、高速道路の出口や山道の下り坂で使おうと思うと思ったより減速せず怖いなという印象です。実用車でそこそこの重量があるので、ブレーキだってあんまり追い込む気にはなれませんし、実際そこまで性能がいいわけではないでしょう。なので、山を下る際などはちょっと怖いかもしれません。

エンジンはシエンタよりいい

エンジンに関して。シエンタよりは断然いいです。以前シエンタではトルクの谷というか、実用回転域において力不足を感じる部分があったんですよね(2500回転あたり)。フリードは同じ1.5Lながら変なトルク不足に陥ることもなく、よって日常加速でエンジンがうなるようなことはほとんどありません。シエンタは日常加速でもエンジンが結構な音を立てることがあるので、ここはさすがエンジンのホンダ。
フル加速性能もシエンタよりよく感じ、非常に軽快です。特に割と小排気量な4気筒エンジンらしく、高回転側の伸びがかなりいいです。
ミニバンにこれだけの性能を持ったエンジンを乗っけるところが非常にホンダらしさを感じるところです。

シャシーの良さや乗り心地面はシエンタが勝る

シャシーの良さはシエンタが勝るかなといったところです。まずシエンタの特徴として、ミニバンとしてはかなりシャシーの剛性が高く、先代モデルながら塊感すら感じるような走りでした。フリードももちろん剛性は感じますし、ドアの開閉音だけならフリードの方が上質に感じますが、ハンドリング面においてシエンタのような接地感や安定感、乗り心地面においてシエンタのようなしなやかなアシの動きはないかなといったような感じでした。
まず、乗り心地というかアシのセッティングがシエンタより硬いです。かといって、決して不快ではなく、それなりにしっかりしているボディが振動をしっかり吸収し、乗員に不快感を与えることはないです。なので、シエンタよりしっかり感を感じるような乗り心地です。
シエンタより乗り心地が悪いといわれればそれまでですが、このフリードの硬さはミニバンの中でもしっかりさせてホンダらしいスポーティーさ、つまりはオデッセイのようなスポーティーさと、シエンタのような実用性を両立させるためにハイトを上げた結果だと思います。やっぱり背の低いミニバンは背の高いものを積んだり小さな子供が立って着替えられるような空間を求めた時に不利になるんでしょうね。

その他気になったところ

初めてこのまとめかたをしてみます。

まず、ステアリングですが、少々軽すぎるかなという感じです。軽いこと自体は悪くないのですが、少しインフォメーションが伝わりづらいです。ステアリングの剛性感自体はフリードの方があるので、もう少しハンドルを重くしても良さそう。

あとは、小回り性能が若干悪いです。Uターンする際には少々苦労することがあるかも。

まとめ

リアの写真を撮り忘れていたので、代わりに盛れてるメーターをまとめに。
僕個人的には、シエンタみたいな万人受けする乗り味よりも、それに比べると多少尖ってるフリードの方が好きですが、ハイブリッドシステムにしても、万人が自然に受け入れられるのはDCTを使っているホンダよりもCVTを使って滑らかスムーズなトヨタのハイブリッドの方が自然です。
やっぱりトヨタは売れる商品を作るのがうまいな(良くも悪くも)と思う一方で、こういうクセ持ちがうける時代は終わりつつあるのか、それともこれからまた再盛し、マツダやスバル、ホンダのような尖った会社がうけるようになるのか、これからのクルマ業界が楽しみになってきます。

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