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ダイハツの開発陣は天才!トヨタ ライズ(ハイブリッド)に乗ってみて!

今回はトヨタのライズハイブリッドに乗ることができましたので、レビューして行こうかと思います。今回、外装の画像を完全に撮り忘れてきたので、トヨタ公式の画像を代わりにのっけておきます
先にいっておきますと、ガソリン車の方を先に乗ってしまったため、各所がガソリン車との比較になってしまっています。ガソリンの方のレビューは来週あげます。
ツイッターでアンケートとったらハイブリッドの方が興味がある人が多かったんですよ。


内装はゴツゴツ感あってかっこいい!

内装に関しては、ゴツゴツ感があってかっこいいです。造形はどちらかというと直線的ですが、SUVらしくいい意味でごちゃごちゃしています。電動パーキング、オートホールドは完備されており、 装備的にはタイムズあるあるの安いグレードでも不便はなさそうです。写真では確認できませんが、ハンドルの右スポークには「PWR」ではなく「DRIVE」と書かれたボタンがあり、エコモードとノーマルモードが選べます。
内装に関しては特段不便と感じたことはなかったのですが、さすがハイブリッドといった感じで、上位グレードのメーターが採用されており、4つのメーターデザインから選ぶことができます。

どれがお好みですか?自分は1番上のやつが好きですが、好みによってメーターデザインやウインカー音も選べるのはいいですね。

走りはガソリン車のような感覚!

他のシリーズハイブリッドとは全く違う感覚!

走り出してまず思うこと。epowerやeHEVよりもハイブリッド感が少ないです。
ハイブリッド感というより電動感でしょうか。epowerでは電動車らしく、ゼロ発進からの加速が大変鋭い(アクセル操作に気を使って疲れることはないですが)ですし、eHEVでは電動駆動の余裕のトルク感を使って高級感を演出していますが、ライズのハイブリッドではエンジンがすぐかかりますし、epowerのようにガッとくる感覚もないので、ガソリンエンジンの感覚に本当に近いです。ガソリンのライズは逆にアクセル操作に対して出過ぎる感じがあり、よく言えば元気なのですが、悪く言えば油断しているとかなりの急加速になってしまいます。ハイブリッドはよく制御されており、ジェントルに発進することも可能ですし、急加速したい時にはサッと出ることができます。

ノイズは全てが悪というわけではない!

メカニカルノイズは割とするなといった感じで、エンジン音が特によく聞こえます。ここもハイブリッドなのにガソリン車らしいと感じる理由の一つですが、そのエンジン音が結構気持ちいいもので、3気筒エンジン特有のボボボボボという元気な低音がよく聞こえますし、インバーターの音に関してもヒュイーーンという音が他のハイブリッドと比べても良く聞こえます。コンフォート性を求める人からすると不快に感じるかもしれませんが、ライズ自体がガソリン車仕様からしてかなり元気さをおしだしているクルマなのでこれはこれで悪くないどころかダイレクトな運転フィールを生み出しています。
また、バッテリーが小さいため、すぐにエンジンがかかりますのでエンジンの音は常時していると考えた方が良さげな感じですが、燃費はかなり良く、30に迫るほどですし、何よりeHEVやepowerにありがちなエンジン音と加速が合わない感じがありません。epowerではその問題を、ロードノイズがうるさいところでエンジン音をかけたりそもそもの静粛性を上げたりすることで解決していましたが、ライズのハイブリッドでは逆にエンジンをかける頻度を増やすという一種の荒技とも言える方法で対応してきました。
よって、先述の通りシリーズハイブリッドにありがちなエンジンの音と加速がマッチしないという感じがないです。
バッテリーの容量を小さくすることで、室内容量をキープしたままコストはもちろん抑えることができますし、エンジンのかかる頻度は増えますが、燃費はエンジン自体の燃費の実力で向上させ、ドライバビリティの部分も向上させることができるというのはいわば一石二鳥で、ダイハツの開発者の苦悩が伺えます。

ただ、ブレーキの負圧生成でエンジンが回る時の音は結構気になります。

フル加速も楽しい!の一言

フル加速した時のフィーリングに関しても、ガソリン車に近いものがあります。
コンパクトカーのハイブリッド、特にノートやヤリスのような電動駆動ならではの加速も楽しいですし、このクルマにはそれはないですが、ハイブリッドカーなのにガソリン車の加速に近いというギャップが非常い面白いです。要するに、楽しいです。電気自動車の加速も踏んだ瞬間にドンっとくるので楽しいですが、ガソリン車のフル加速にも盛り上がり感というものがありますので、電気自動車とは違う視点にはなりますが楽しさがありますよね。

まとめ

ライズハイブリッド、予想の斜め上をいくクルマで、45分しか借りませんでしたがこれは長期試乗して色々乗ってみたいと思えるクルマでした。詳しいライズの本編は来週描きますが、先に言うとオススメは経済面から言っても乗り味で言ってもやはりハイブリッドです。
ガソリン車の上位グレードを乗ればまた変わるかもしれませんが、このハイブリッド、かなり楽しいパワトレになってます!

また、ダイハツの開発陣は本当に天才だと感じる一台でもありました。コスト、燃費、走りのフィーリングの両立が非常に緻密で適切にできており、ダイハツブランドがどの立ち位置にいて、この価格帯でこのイメージのクルマに関して何が求められているのかというのを非常によく把握されており、それをしっかり実現するためにどこにお金をかけてどこはコストカットすればいいのかというのが非常に適切です。ある意味このクルマはダイハツの本気の恐ろしさとクルマ作りのうまさを感じる一台となりました。

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