反知性主義の本当の意味知ってますか?

アメリカの排外主義的な勢力や、日本の右翼や在特会を「反知性的」と揶揄する人がいるのだけれど、「反知性主義」という言葉はそもそも、「知性主義(intellectualism)」の反意語です。

この「知性主義(intellectualism)」という言葉は、「インテリの机上の空論」という意味だそうで、どちらかと言うと悪い意味で使われるそうです。

つまり、インテリの言ってることなんて、現実的じゃないし、机上の空論に過ぎないというアイロニカルで、皮肉的な意味合いの言葉だそうです。

逆に「反知性主義(Anti-intellectualism)」というのは「机上の空論じゃなくて、現実に基づいた、プラグマティックに議論しようぜ」という、むしろ良い意味なのです。

字面だけみて、「反知性主義」=「バカ」という意味で使ってる人はあまりにも短絡的でしょう。

「反知性主義(Anti-intellectualism)」は本来は反権威的な意味でつかわれる、エリート主義への批判言葉なんです。

日本ではヘイトスピーチをする人々に「排外主義的」だとか「反知性的」というそうですが、本当に反知性的か?と思います。

だって、移民が入ってきたら日本人の賃金は相対的に下がります。

貴方が経営者だとして、ほぼ同じ能力で、賃金が違うなら、賃金の安いほうの労働者を雇いますよね。

移民への拒否感というか、ある種の排他性を、ただ単に「反知性」と馬鹿にするのは、あまりにも底が浅いでしょう。

デフレが進む日本では寧ろ当然起こりうるアレルギー反応だと考えます。