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独立自尊の階層と相互関係|修身要領(福沢諭吉の言葉)(3)

こんにちは📚

「修身要領」は全29箇条で構成され、福沢諭吉の世界観を簡潔に表現する文章です。10分あれば読めるので、ぜひおすすめです。
 福沢諭吉の晩年に、慶應義塾の子弟が福沢の考えをまとめた書なのだそうです。

ストーリー展開

 独立自尊を保つために個はどうあるべきかから始まり、以下のように徐々に独立自尊の階層が上位へ展開されます。

 そして国家間も独立自尊を侵害してはならないという考え方はスケールアップしても成立する、最後に個の教育が独立自尊の発展(個の成長と文明の進展)に重要である、と結んでいます。

————-< ストーリー展開 >————-

✅ 独立自尊とは

✅ 個の独立自尊のための心構え、男女平等、礼節と信義

✅ 家族・社会の在り方と教育

✅ 個が国家に資するために

✅ 政府と個の関係、政府が国家に資するために

✅ 国家の独立自尊、博愛精神

✅ 文明の増幅

✅ 教育の重要性


 ここで考えたいのは、「個と個の独立自尊」と、「国家間の独立自尊」を同様に扱っていることです。

✅ 個と個のお互いの独立自尊を侵害してはならない、そして個と個同士は礼節と信頼で結ばれている。

そして国家も同様に、

✅ 国家同士お互いの独立自尊を侵害してはならない、国家同士は博愛の精神で、宗教、言語、習俗の尊卑はない。

 時代背景として、日本国民が政府に依存しきっていて、自ら国を支える精神が育っていないこと、そして国家が国家を植民地化し、日本もその脅威にさらされていたことがあり、このような思想を敢えて編纂し世に広めたのだと思います。


ではまた!

(参考)


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