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【2019 J1 第4節】大分トリニータvs横浜F・マリノス ゆるれびゅ~

1.はじめに

前回のフロンターレ戦に引き続き、なるべく用語を使わず、かつ少々おふざけが入った形でゆる~く書いていく、ゆるれびゅ~になります。

前回リアクションをくださった方ありがとうございました!マッチレビューと同数くらいのリアクションをいただいたので、今後は可能な限り、通常版と緩い版の2つを作成していこうかと思います。

オリジナルは以下になります。

2.スタメン

■横浜F・マリノス

・前回契約の関係で出れなかった三好が復帰
畠中代表選出おめでとう!!

■大分トリニータ

・前節とメンバーは同じ
形がいつもと違う!?さてはマリノス対策だな!?

3.トリニータの守り方について

■前からの守備の仕方

・2トップはキーボーへのコースを背中で隠しながらチアゴや畠中に寄せる
・残った8人は担当エリアを個人別に区分けしている完全分業制部署に所属
・各担当者は、自分の担当範囲に相手が入ってきたら、寄せてマークにつく
・自分の担当範囲から相手が出て行ったらバイバイして自分の担当箇所に戻る

スタメンの形からおかしいと思いましたが、やはりマリノス対策をしてきました。

まず2トップは、背中でキーボーを隠しながらチアゴや畠中に迫ってきました。こうやって迫られると、チアゴや畠中は「あれ?キーボーいなくね?」となり、中央へのパスコースが1つなくなります
中央への入口が塞がれているため、基本的に外回りでパスをつなげないと、前にボールを運べない状態でした。

しかし、遠回りをして頑張って前にボールを運んでも、そこには完全分業制部署となっている『(株)大分トリニータ マリノス対策実行本部』が待ち受けていました。

この部署の方針としては、8人に担当エリアを言い渡し、自分の担当範囲だけは一生懸命守るように指示されていることです。
自分の担当範囲に入った人がマリノスの選手だったら、「自分の担当エリアへようこそ!精一杯歓迎させていただきます!」といった熱烈な歓迎をどこまでもずっと、ピッタリとくっついてしてきます。(歌舞伎町のめんどくさいキャッチなんで目じゃないです!)
しかもこの歓迎、なんと!マリノスの選手なら誰であっても平等にしてくれるという手厚さなんです!ポジション、国籍、身長、髪色など全てを問わず、同じ品質のサービスを常に提供しています。
ただ1つだけ、歓迎をやめて、突然のさよならを告げられる場合があります。それは担当エリアを離れたときです。
担当エリアを離れた途端、「あっ…出てっちゃうんだ…ふーん…じゃあいいや、バイバイ」とそっけない態度を取られます。その後、テクテクと担当エリアの中央に戻っていく姿に、哀愁を感じることもあるとかないとか…

これにより、マリノスの選手たちは同じ選手が違う大分の担当者に伺うよう、ポジションをくるくる変えてみても、みんな平等に対応してくる。しかも担当エリア離れるとすぐバイバイしてくるので、中々相手の部署の人数を特定のエリアに偏らせることができませんでした。
相手を中々攻略できなかったのはこのやり方に対抗する手段があまりなかったことが原因かと思います。

■撤退した守備の仕方

ツートップは最前線に居残り
中盤の3人は後ろに下がる
・下がった後にボールがある方向に全員でズレる
ディフェンスの5人は絶対いる位置から動かない石像を化す
・唯一、自分の前にボールがきそうなときだけ石化を解いて前に出る

なんとか『(株)大分トリニータ マリノス対策実行本部』への商談を成立させ、ボールを前まで持って行ったとしても、そこで待っていたのは『(株)大分トリニータ 完全撤退守備カチカチ部』でした。

前線までボールを運んだ途端、中盤の3人がすぐに後ろに撤退してきます。
このとき、ツートップはカウンター狙いのため最前線に居残りです。

そしてこの部署最大の特徴として、「一番後ろにいるディフェンス5人は絶対に動かないこと」があります。
絶対に動かないため、ゴール前には常に2,3人以上密集しており、どこかを突破したとしても人がたくさんいる状態で、中々ペナルティエリア内に入ることができませんでした。
唯一動くときは、自分の目の前にいる選手にボールがいきそうなときだけです。前に出たとき、中盤の選手と挟み込むようにしてボールを奪うことを狙っています。

とにかく後ろに人がたくさんいてカチカチになっている大分ゴール前をマリノスは中々攻略できず、エリアの中からシュートを撃つことができませんでした。

以上が、攻撃がうまくいっていなかった原因かなと思っています。

4.マリノスの前からの守備の避け方

①松本は岩田へパス
②岩田へプレスをかけるため、マルコスが前進する
③高木と鈴木を警戒するため、エジガルも前進する
④福森を警戒するため、テルも前進する
⑤逆サイドの高山は高い位置へ移動
⑥三好がいないため、広瀬は小塚と高山のどっちに対応すればいいか迷う
⑦岩田は高山へロングボールを入れ、マリノスの包囲網を回避

上図は前半9分のものになります。

マリノスの前からの守備は、3トップが相手ディフェンダーに寄せたことをスイッチとして、チーム全体がボールを中心に相手選手を取り囲み、その包囲網を狭めていくといったやり方です。

上図だと、マルコス、テル、エジガルが相手ディフェンダーを封鎖。天純と三好は右側に寄って包囲網を狭めるということをしていました。

包囲網が右サイドに出来上がっているため、裏を返せば左サイドはガラガラということになります。
ここに目を付けたのが高山。「こっちがガラ空きだぜ!」と言わんばかりに大きく開きながらダッシュします。
これを見つけた岩田が「そこが空いている!」とピンポイントのパスを高山に提供。
包囲網を突破されたマリノスの守備は人数が足りておらず、手薄でした。
相手ツートップは居残り組なので、こちらのセンターバックが対応するのも居残り組が気になり、少し後手になってしまいました。

5.解決策のご提案

上述の通り、相手にバッチリ対策をされていた試合で、手も足も出ませんでした。
今後も似たようなアプローチでマリノス対策を行ってくるチームは出てくるかと思いますので、自分なりのマリノス対策の課題解決を提案してみようかと思います。

■完全分業制への対応

・キーボーが下りて3人でボールをまわす
・広瀬とティーラトンは広がり、相手の担当範囲外に移動

相手の背中でキーボーが隠されていたため、チアゴや畠中に見えるように、キーボーが下がってきます。
これにより、相手は2人、こちらは3人なので、人数が多く、ボールを安全に後ろでまわすことができます

完全分業制への対応は、相手の担当範囲外に逃げることがまず考えられます。こうすることにより、放置していいのか?という状況を作ります。

また、手厚い歓迎は1対1での対応でこそのものです。それを利用し、相手の担当エリアへ2人で伺ってみましょう
相手はどちらを優先して対応すればいいかわからなくなり、あたふたするはずです。
また、担当エリアへ2人で伺うということは、どこか別のエリアに来る人がおらず、そこの担当者が暇になる場合があるということです。
暇な担当者は、隣のあたふたしている担当者を見過ごせず、「俺暇だし、そっちにヘルプにいくよ」と気を利かせてくれるかもしれません。

どちらかの担当者が気を利かせてくれた結果、その担当者がいたエリアが空くことになります。(パターンは上記の2つだと思います。)
空いたら一方的に商談をまとめるチャンスです!すかさずそこに伺い、勝手に話をまとめてボールを前に運んでいきます。

相手担当者をキャパオーバーさせ、他の担当者をヘルプに向かわせることが、商談をまとめあげる足掛かりになるかと思います。

■前からの守備の仕方

エジガルはキーパーまでは追わない
天純と三好は片方が上がり、片方が下がる
・逆サイドはボールがきたらズレて対応できる位置で待ってる

前からの守備がうまくいかなかったのは、前に人数をかけてもかわされていたことにあるので、前からがうまくいかないなら、後ろに人数をかければいいじゃない、といった考え方です。

「ボールがこっちだから出ていくのは自分」、「ボールこっちないから下がるのは自分かな」といった対応を天純と三好が行います。
また、エジガルもキーパーまでは追いかけないようにすることによって、前に人がたくさんいかないようにします

逆サイドへのボールは、ポーンと高くなることが多いので、その間に相手のところまで移動できるような距離で待ち構えます。

こうすることによって、前後分断されず、後ろに人数も確保できるため、安全に守備が行えるようになるかと思います。

6.スタッツ

■チームスタッツ

(左:トリニータ 右:マリノス)

合計シュート数では相手の倍以上の数値を記録していました。
しかし、ペナルティエリア内シュート数は7本と相手に負けていました。(トリニータはシュート全てがペナルティエリア内でした。)
ペナルティエリア外のシュート数も10とかなり多く、いかに相手の守備が硬く、ペナルティエリア内に入れなかったかが数値からもわかります。

■個人スタッツ

今回は帰ってきたみよっしに焦点を当てます。

シュートまでつながったパスが2本、シュートも合計5本、ドリブルも7回行うなど、攻撃を牽引していました。
U22予選でも爆発しているようで、今後も活躍に期待したいですね。

7.おわりに

またもやフリーダムに書いてみました。
ある程度おふざけを入れることによって、多少でも敗戦の苦しみがなく振り返れたらいいなと思います。

相手の組織的な守備に苦しめられたことと、こちらの守備の組織を利用されてカウンターしていたので、自分の意見としては特定の誰かが悪かったわけではなく、チーム全体の敗北かなと思います。

改善の方法などもたくさんあるため、まだまだこのチームは伸びしろがいっぱいあると思い、これから見るのが楽しみだと前向きに考えられると幸せなのかなと(笑)

次戦の鳥栖は金Jなので、今シーズン初のトリコロールギャラクシー!みんなで煌びやかな出迎えを行い、選手たちを一生懸命鼓舞しましょう!!

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