【第8回】ベンチャー企業研究:株式会社フライヤー

<講義からの学び>
①サービス内容:
書籍の要約提供サービス。書籍の売上が減っているのに出版点数は伸びている。これが意味するのは本屋で本の回転数が上がっているということであり、良い本に出合いにくくなっているということである。その課題を解決したいという気持ちで起業。デパ地下の試食のようなもの。試食だけで済ます人は必ずしも多くない。本が売れなくなることを心配するかもしれないが、むしろ売上は伸びている。要約⇒本という使い方も(理解が深まる)。結果、現在は国内外の出版社150社と協業。会員数26万人超。
②サービス提供において気を付けていること:
要約の質が勝負。ライターにこだわる、選書にこだわる。
③起業のきっかけ
1.CDは売れるのに、本が売れないのは課題だと思った。自分の人生で本は重要な意味を持っていた。ゲームは買ってもらえなくても、本ならいくらでも買っていいという家庭。この背景があったので本に関係する仕事なら頑張れると思った。
④アクセラレータプログラムへの参加:
1.起業経験のない人にとっては様々な支援、フィードバックをもらえる非常に良いプログラム。
2.市場性(スケーラビリティ)に関する指摘など、初心者は見落としがちなポイントについてもアドバイス、支援してくれる。

<私の気づき>
・起業をするということは、自分が人生、あるいは人生の中の貴重な時間を投資するのであるから自分が熱中できる、あるいは自分の人生を賭けてもよいと思えるものを選んだ方が良い(良し悪し<好き嫌い)。儲かりそうだからという観点で選ぶと困難に直面したときに折れやすい。
・良いサービスを提供することもさることながら、それをどうやって顧客に届けるか、スケーラビリティはどうかというのは重要な観点。この視点は初心者は抜け勝ちだろうと想像しました。

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