連載⑧ 対応力 30代最初の長期入院 その2
せっかく始めたこの仕事ですが、通勤に車で片道45分かかっていました。この仕事は長く続けられないと思うようになり、仕事をしながら同時進行で行政書士の資格に挑戦したり、医療事務の資格にも手を出しましたが、世の中はそんなに甘くなく、生兵法は大怪我の基の言葉通りどちらも形にならず、そのまま勤務がずるずると続きました。
結局2004年3月まで約5年間在籍はしましたが、勤務状態はさんさんたるもので、薬が睡眠薬を含めてなかなか合わず、体調も好不調の波が激しく遅刻早退欠勤の繰り返しが続き、最後は解雇同然で退職しました。
それから1年ほど無職でしたが、2005年6月ひょんなことから郵便局の集荷の仕事が決まりました。面接のときにエントリーシートがいらなかったのが大きかったと思います。
当時はまだ今よりも履歴書の重みが大きく、私の場合今までの職歴からまともな履歴書が書けませんでした。その点で恵まれた条件だったなと。
つづく
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