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母を見舞う。

施設に見舞いに行く日があった。自分の体調も不安定になりながらの、見舞い。なんだか情けなくなってしまう。

施設の相談員の人にも言われた。「母が本当に悪くなって起き上がれないくらいになれば、病院で治療もできるのに。」と。あまりにもだと思った。認知症の入った母は、病院でも嫌われて、施設でも嫌われて。なんだかそう言われることに、悲しくなってしまう。

気分はかなり落ちたが、少しの間、母と面会をして、トイレの面倒などをみた。母は変な癖をつけていた。移動するときに、椅子をお尻につけたまま、椅子を運んで移動するのだ。変な癖だった。車椅子の人を真似しているのだろうか。

この施設は老健であった。最終目標は私にとっては家の近所の特養(特別養護老人施設)に入ってもらうことだった。弟が母の施設のことで、一言を持っていて、私が見るまでは、一切の面倒を一人で持っていた。だから弟の要望を多く取り入れてある。弟が納得の行くようにと、私としても頑張って、入所希望書類を作った。

このまま老健でも良いのだが、弟の希望で決められた薬をのませたいと言うので、比較的、融通の効く特養への入所を希望していたのだ。しかも弟の希望で、実家近くの施設と。最終的に、この希望通りになったのだが、、、。


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