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施設を選択するとき

介護をされている方は、介護施設のことを考えられることがあると思います。私の場は、実家が所謂ゴミ屋敷だったので、とてもヘルパーさんを入れることのできるような状態でなかったので、母の介護が決まった状態で施設一択でした。

カウンセラーの方やケアマネージャーの方に相談し、とてもよくして頂いたおかげで、施設も良いところに入ることができました。初めのうちは従来型と言う、相部屋を使っていましたが、ユニット型と言う個室を選択しとても快適に過ごすことができました。弟と私が交互に見舞うことにしていました。

まずお願いをすれば、施設の見学、施設の方との面談もさせていただけますので、必ず、施設見学はしていました。時間を取ることの難しさを考えると、地域のケアマネさんに任せっきりになってしまいますが、とても重要なので、施設見学は欠かせませんでした。

そのため母や父の入った施設はどこも快適で、人材も優れた方の入っているところでした。そして本音で話をしてくださる、相談員のいるところばかりだったので、安心して預けられました。

そしてよく施設に顔を出すこと。これは大事です。自分の親御さんを預けたら預けっぱなしの方もいらっしゃいますが、施設とマメなコミュニケーションを取ることが重要です。いまコロナ禍でそれすらも難しいと思いますが、当時はそれがよかったといまでも思います。

あるとき介護士の方が「預けっぱなしで、一度も会いにこない人もいるんですよ。」と話されました。だからいろんな行事に参加して、父や母と同じ時間を過ごすことは大切なことだったんだと思います。

これらをしてしまうと、ほぼ会社生活はシャットアウトですが、私もご多分に漏れず、会社の退職を余儀なくしました。それでも、母や父への最後の親孝行だと思って、頑張りました。長い介護生活でしたが、それなりに良かったと思います。そして良い思い出といまもなっています。

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