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システムコーチング(ORSC)応用ジオグラフィーコース修了まとめ

応用編コース2つ目「システム・ジオグラフィー・コース」を受講したので、こちらにまとめます。

システムコーチングについて、私が学ぼうと思った理由、基礎編・応用編1つ目は記事を遡ってご覧ください。
この記事を読む前に是非、読んで頂きたいです。

4つの応用コースでは、システム(関係性)が持つ様々な特徴や背景となる理論を理解し、具体的な事例やケーススタディを使って体験していくことで、システムを見立て、働きかけるアプローチをデザインし、包括的に働きかけることができるようになる、というものです。

1つ目のインテリジェンスコースは、システムの変化・変容とシグナルの紐解きについて学びました。
ジオグラフィーコースでは、私たちが関係性の中で築く半永久的な構造について学びました。

ジオグラフィーとは

「違いや多様性を取り扱う」

最近、より「多様性」という言葉を聞くようになりました。
私たちは、教育、文化、宗教、その他の様々な要素によって創られており、みんなが唯一無二の存在です。
個々が独特で1つの複雑な国のようなものです。

私たちはそれぞれに、自分だけの現実の世界に生き、その世界が人によって全く違うということをあまり自覚しておらず、つい他の人も自分と同じように世の中をみていて、同じような経験をしていると思い込んでしまうこともあると思います。
自分らしく生きることは大切ですが、多くの関係性は共に何かを築くためにあり、繋がりは幸せに自分らしく生きるためには必ず必要なものだと思っています。

違いが大きれば大きいほど、誤解と衝突も同様に大きくなりますが、その分システムが新しい視点を得る可能性は大きくなります。

ジオグラフィーを学ぶことによって、コーチは、メタスキルの好奇心/気づきやディープ・デモクラシーを主に使いながら、システムが「新しい国」を共に築く上で、相手の違いについての自覚を促し、お互いへの敬意を高めるサポートをしていくことが出来るようになります。

ランズワークと4つの役割

ジオグラフィーコースで用いたツールでは、「国・旅・地層」などの比喩を使ってシステムをサポートしていきます。

ランズワークでは、先ほども述べたわたしの国、そしてあなたの国、それを統合させて私たちの国へ旅をしにいきます。
私たちが、旅で他の国を訪れるときをイメージしてみてください。
その土地に踏み入れた瞬間から、あなたはその国のルール(違い)を基本に生活していくことになると思います。
最初は違和感に感じていても、いずれそれを受け入れ好奇心をもち、楽しめるようになる感覚を持ったことあるんじゃないでしょうか。

ワークでは、自分の国をビジュアリゼーションしたり名前をつけたり、ジェスチャーで表現したり、言語だけでなく非言語も使いながら対話をしていきます。
他の人にとっての現実がどのようなものかを経験し、新しく視野を広げて相手を理解し、一緒に新しい関係を創っていくことが核心です。

そしてその国の中にいる個々人の中には、重なり合った(地層)常に連続して生きている4つの異なる「役割」があります。

1. 外的役割(物事を執り行う機能)
2. 内的役割(感情的機能)
3. 秘密の役割(準人格)
4. ゴーストの役割(その場にはいないが、影響を与えている存在)

上から徐々に深い層にいくイメージです。
表面の層だけではなく、深い層に潜んでいるものを引きだすことが、大切になってきます。
もちろん深く潜っていくほど、対話していくものはより複雑になっていきます。パーソナルでもよく扱いますが、過去の恐怖、困難などは潜在意識の中に深く記憶として刻み込まれ、当時の自己にとって代わられるからです。
ここでもただ単に質問するだけではなく、身体を動かしたり、ものに例えて動かしてみたり、色々な手段で表現してもらいます。

ちなみに、今回のバナーは自分自身の秘密の役割をコーチングしてもらって深ぼってもらってでてきたものです。
「光合成」
こんな言葉が出てくるとは思ってなくて、びっくりしたけど、とても腹落ちしてます。
ここに隠されている意味が気になる人は、ぜひ直接聞いて下さい。笑

まとめ

このコースでは8時間×3日間、上記のツールをメインに用いて、プライベート・ビジネス色々なシナリオで、コーチ・クライアント役としてコーチング実践をしていきます。
この時間もとても有意義ですが、システムコーチングのプロフェッショナル資格を有している2名のワークショップ・リーダーの進行を肌で感じれる、システムコーチたちのコーチングを体験できることにも、参加する価値が大いにあると感じています。

次回は9月中旬から、リレーションシップ・パス・コースを受講してきます。テーマは「ヴィジョンとポテンシャル(秘められた可能性)」
2人もしくはそれ以上の人が集まったその瞬間から「第三の存在」は何かを創り始めます。
システムに内在する、「個」を超えた可能性を探求することができるみたいで、今からとてもワクワクしています。

また修了したらnoteにします。

もっとも近い人との間にさえ、永遠にはかりしれない距離がある。
もしそのことを受け入れられたなら、もしその距離すらも愛することができたなら、誰かと共に生きる素晴らしさは、さらに大きくなるだろう。
二人の間に距離があるからこそ、大空を背景にして、互いに相手の完全な姿を見つめることができるから。
- ライナー・マリア・リルケ -
" Once the realization is accepted that even between the closest human beings infinite distances continue to exist, a wonderful, living side by side can grow up, if they succeed in loving the distance between them which makes it possible for each to see the other whole against the sky "
- Rainer Maria Rilke -

あ、そういえばコーポレートサイトが完成しました!
ここからパーソナル、グループ、システムコーチングのお申し込みができるので、興味がある方は是非みてみて下さい。
コーチの方は、なにか一緒に創り出したり、一緒にワークショップ・リーダーやったり、そういうお誘いも待ってます!
それでは引き続きよろしくお願いします。

End.

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