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移住の始め方(1年目〜3年目編)

この前、友達からメッセージが来て
「友達が移住先でうまくいっていないんだよねー」って。
今回は、移住後にどういう動きをしたらスムーズに地域に入っていけるかについて、僕が考えていることを伝えていきます。

だって、せっかく移住したのに思っていたのとは違うってもったいないじゃないですか。。。

ちなみに、前回は移住をする前に気をつける3つのポイントをお伝えしました。

移住をしている人からは共感してもらうことが多かった内容でしたが、
移住する前にこの内容を知ることって難しいよなーと。移住する前にこのnoteを見てくれる人が多くなると、ミスマッチが減るので。
知ってるか知らないかだけで、移住後の生活がグーンと変わるってことが多い気がしてます。そういう内容を少しずつ発信していけたら良いなと。

全国の移住者にインタビューしているので、こういう情報も知っておくとめっちゃ便利だと思います。

最近、全国の移住者と話す機会が多いので移住に関する知識がどんどんアップグレードしているので、今回の内容もそんなに大きくはズレてない気がしています。が、それは全然違うよーと思った方はぜひコメントで教えてください。

では、本題に入っていく前に大前提をお伝えします。これは分かっているようで分かっていない人も多そうなので。

移住先には先住民が住んでいて、先住民のルールが存在している。

っていうこと。そして、そのルールがまた分かりにくいし、地域ごとに変わってくるのでややこしいのですが。。。そして、地方の人は変化に対して警戒をする人が多い気もしています。だから移住者が突然現れて「この地域をよくします」って言おうものなら、、、敵対関係になりやすいものです。

ちなみに、「この地域をよくする」の良いの定義がめっちゃ難しいから僕は地域をよくする活動から離れました(笑)6年住んでもわからんです。

大前提を踏まえた上で、どうやって移住していくのがオススメかをお伝えします。

「移住は長期戦と考えた方がうまくいく」

移住のパターンもいろいろありますし、一概にはこれも言えないかもしれないけど、、、移住は長期戦と考えた方が良さそうです。
特にiターンとか縁もゆかりもないエリアに移住した場合、短くて3年という感覚でいるのが良いかなーと。そう考えると、地域おこし協力隊の制度はよくできているなーと最近やっと気づきました。

僕が考える1年目から3年目までの動き方を紹介します。


<1年目>種まき期

1年目は現地のルールを知るために、何もしかけず体験するのが良いかと。
せっかく地方に移住したんだからと言って、移住してすぐにアクセル全開で活動する人もたまに見かけます。でも、そういう人は結構な確率でスベってるケースが多いなと。特に東京から来たコンサルタントの滑りっぷりはハンパないです(笑)かくいう私もこれを経験しております。移住してすぐに良かれと思って「東京ではこんなんしてましたよ」とアドバイスをしていった結果、「この東京もんがー」とめっちゃ言われ悪口を言われてました。上手に関係性を気づくことができなかったのです。ただ、僕は運が良いことに地方に詳しい友達と一緒に活動していたので、その友達に伺いながら修正をしていけました。が、きっとこういうケースは稀なので、、、1年目は様子を見た方が無難です。

だから、移住する前に1年は何にもしないでも暮らしていける貯金を確保する。それか1年目はどんな仕事でも良いので現地の会社員になるのが良いかなと。選ばなければ仕事はあるので。仕事しながら、その地域の特性だったりルールを把握する期間にすると良いんだなと。生活するのにお金は絶対に必要ですからね。いくら田舎でもお金は必要です。自給自足を考えてる方も1年目から自給自足は無理なので。

ちなみに移住がうまくいっている先輩移住者が言うことって結構似ていて、

「地域の方からの誘いごとは100%参加する」って言ってます。
100%まではいかなかったけど、僕も80%くらいは参加していた記憶がおります。1つの誘いから関係性を作っていくというのが大事になりそうです。

ただ、1点注意した方が良いのは自治会との関わり方です。消防団とか地域活動とか活動が多いエリアもあり自分のスケジュールが立てられないエリアもあるので、どこに住むかは事前に確認が必要です。特に山暮らしとか田舎暮らしがしたいとかで集落に住む人はアンテナ高めで情報収集した方が良いです。

<2年目>水あげ期

2年目になると、地域のことが少しは分かってくる頃かと思います。相談できる人も数人はできているだろうし、可愛がってくれる先輩やおじさんができていると思われます。もしそういう人ができていなかったら、2年目も1年目の動きをすることをオススメします。

そうなってきてから、自分のやりたかったことを少しずつ始めていくのが良いかなと。ただ、一気に始めるより少しずつ始めた方が良さそう。例えば、お店を出したい人でも、最初はイベントの出店から始めてみるとか。起業したい人も最初は副業的なポジションから始めるのが良いかなと。

最初に触れたとおり、地方の人は変化に敏感です。変化は大きいより小さい方がスムーズに始められます。だから、「少しずつ」をテーマにすると良いかと。

<3年目>芽がでる期


3年目に入り、相談できる人もちゃんといて、地域のルールや特性も理解したら、、、やりたいことにどんどんチャレンジするのが良いと思います。多分、反対する人も多いかと思います。でも、成功すると手のひらを返す人も多いのが地方の特徴かなと。これに関しては、地方の人が良い悪いとかではなく、地方で新しいことを始める人が少ないので前例を知らない人が多い。知らないものを始めるから反対するんだろうなと。

例えば、海外にいったこと無い人は、海外に興味を持っていない人が多いわけです。海外のハードルが高い人も。だから、そんな人に「カンボジアに行くんだ」と言うと、「地雷がやばいからやめたほうが良いよ」って言ってくるわけです。カンボジア=地雷というイメージを持っている人は案外多い(笑)カンボジアに六本木ヒルズみたいなビルが建っていることを知らない人も多いし、レクサスがたくさん走っていることを知らないんです。地方よりもカンボジアの方が都会って知らないんです。だから反対するわけで。それに関しては、やっぱり良し悪しはなくて知る機会を増やしていくしかないんだろうなと。

だから移住者が何かを始める時は反対されることも多いと思いますが、長期的な視点で考えて「始めて欲しい」です。新しいものを体験する人を増やして欲しいわけです。

ちなみに、僕はバインミーのキッチンカーを始めて3年目です。1年目はバインミーなんて食べ物を知らない人が多かったから「やめた方が良いよ。商品を変えた方が良いよ」と多くの方に言われましたが、現在はバインミーを当たり前に使う人が増えてきたなと実感してます。新しいものを体験する機会が増えると、地方は変わってくるんです。

以上が僕がオススメする3年目までの動き方です。

ただ、例外もたくさんあって、地域の方と揉めるケースもたくさんあります。しかも、ほとんどが理不尽なことが多いです。後からどんどん言ってくるケースが多い。地域のために活動している移住者と地域の中でのプライドを守るための住民という構図でしょうか。これは無くならないので、だからこそちゃんと相談できる人を見つけるのが大事です。相談できる人は地域の中でちゃんと力を持っている人が良いです。絶対にどのエリアにも変化を受け入れてくれる方が一人はいます。そういう人と関係性を作っていくと良いんだろうなと。

ま、今回はこんな感じにしたいなと。
移住に関しては必殺技みたいなことがなく一つ一つを大事にゆっくりと関係性を作っていくことが大事なので、、、無理せず長期戦で考えて移住をされるといいのかなと思います。

※あくまで個人的な意見です。ご了承ください。
こういうデータがちゃんと集まって精度が高まっていくと良いのになと個人的には思っております。

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