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タイミー×ダイニー合同勉強会(fromダイニー編)

ダイニーのデザインマネージャーの川上です。ダイニーとタイミー(敬称略)のデザインチームで合同勉強会をおこないました。そのレポートをダイニー目線でお届けします。

ことのあらまし

ダイニーのデザインチームは、飲食業界をより良くするために、日々顧客と向き合い、プロダクトの改善や新たな課題の発見など、幅広い領域で活動しています。しかし、顧客や目の前の課題には取り組めている一方で、同じ業界のデザイナーやコミュニティとの交流ができていないという課題がありました。

異なる環境にいるデザイナーからしか学べないことは非常に多いと考えており、チーム全体が学ぶ機会をどうにか作れないものかと、タイミーの横田さんに相談したところ、似たような課題を抱えていたそうで「合同勉強会をやりませんか?」とお誘いいただいたのが、ことのあらましです。

どんなことをやったか

勉強会はタイミーのオフィスで開催されました。先のフェーズを行くタイミーのオフィスにお邪魔するだけでも、ダイニーの未来の姿をイメージすることができて、メンバー一同大きな刺激を受けることができました

両社のデザインチームから全7名が参加し、勉強会は以下のプログラム構成で実施しました。

  1. オープニングとメンバー紹介

  2. Session 1「飲食ならではの、お互いに学ぶ職種ごとのプロセス・事例」

  3. Session 2「いいところを真似しあおう!薦めあおう!」

各セッションでは、3-4名の小グループでメンバーを入れ替えてのディスカッションをおこないました。

セッションでの話題

話していく中で、ダイニーとタイミーは「飲食」という共通項もあり、やっている領域が非常に近い印象を受けました。いくつかの相違点と共通点をご紹介します。

各社のユーザーリサーチ方法

タイミーの場合、「ワーカー」の存在がユーザーリサーチにも役立っていることを知りました。タイミーでインタビュー求人を作成して、ワーカーさんにユーザーインタビューできるうえ、自らもワーカーとなって気軽にドッグフーディングできる点が非常に魅力的だなと感じました。新入社員研修にも取り入れているそうです。

ダイニーでも「シフトイン」という制度があり、導入店様のご協力のもと、飲食店の現場で働かせていただく取り組みを行っています。しかし、新入社員研修に組み込むまでには至っていないため、まだまだ伸び代を感じました。

ユーザーリサーチに関しては共通点は多々ありつつも、ダイニーの場合、顧客のLINEグループに参加させていただいたり、月一で開催されている納会に顧客を招いたりという取り組みを話したところ「顧客との距離が近い」と言っていただき、自分たち自身も「そうなのか」と気づかされることが多かったです。

地域性により異なるユーザーニーズ

興味深い相違点として「地域性」がありました。タイミーを利用する際、東京と地方では、募集職種の偏りがあったり、交通手段も電車移動がメインの東京に対し、地方は車社会であったりと、地域ごとにユーザーニーズが異なる点が大きな気づきでした。

一方、ダイニーでは「地域性」という観点を特別意識する機会はそれほどありませんでした。ダイニーでは「すべての人の“飲食”インフラになる」というビジョンを掲げているため、今後、事業を拡大していく中で、「地域性」によるユーザーニーズの違いに直面する可能性があることに気づく良い機会となりました。

消費者体験という共通点

ダイニーとタイミーの共通点としてあげられるのは、消費者体験において店舗や求人の世界観が重要な要素となっている点です。

ダイニーの場合、モバイルオーダーで魅力的なメニュー画像 / 動画と共に、いかに画面上に店舗の世界観を演出できるかどうかが消費者体験の向上や、客単価アップに繋がってきます。タイミーの場合も、求人ページの写真や見せ方によって応募数が変わってくるそうです。両社ともにtoCの側面が強いプロダクトであるため、非常に共感できました。

また、共通点を話す中で、ダイニー上でタイミーのワーカーさん宛にも「推しエール」(ダイニーのモバイルオーダーからスタッフへ投げ銭ができる機能)を送れるようにするのも良いのでは?なんていうアイデアが生まれたりもしました。

合同勉強会のすすめ

合同勉強会をやって最も良かったのは、普段ダイニーのデザイン及びプロダクトチームがやっている手法やなにげない知見が、外から見た時に意外にも価値ある情報なんだと気づけた点です。この感覚が芽生えたことは、ダイニーデザインチームにとって大きな資産になりました。

ディスカッション形式の合同勉強会では、リアルタイムでリアクションをもらえますし、心構えとして「オープンマインドで臨む」ことを前提としているため、参加メンバー全員で発言しやすい空気感が自然と作り出せて、次々と発言する循環が生まれました。

発信文化がなかったり、発信が得意ではないチームは、まずはディスカッション形式の合同勉強会から始めてみるのがおすすめです。

参加者の感想

ダイニーのメンバーからの感想を掲載します!

今回の勉強会で感じたのは、タイミーさんのユーザーとの距離感に対する深い関心と取り組みです。ユーザー数の違いによるアプローチ方法から新たな視点を得ることができ、顧客理解の深さには共感すると同時に、私たちもさらに工夫できる点があると感じました。

rei(ダイニー)

今回初めて他社のデザイナーと交流する機会となり、自分自身にも、ダイニーとしてもとても良い取り組みだったなと感じでいます。同じスタートアップの会社のデザイナーが抱えている問題点や、解決策など、普段なかなか知り得ない事を今回の交流を通じて知ることができました。タイミー社の良いところを参考にしつつ、私自身今後の成長に繋げていきたいと思います。

saaya(ダイニー)

ふりかえって

冒頭にも記載した通り、ダイニーメンバーは普段他社のデザイナーの方と関わる機会が少ないため、当日まるで戦地へ向かうような緊張の面持ちでタイミー社オフィスへ向かったあのシーンを忘れません(笑)。

蓋を開けてみれば、全員が楽しみ、積極的に交流して、二次会はダイニー導入店へ行ってと、非常に大満足な会となりました。
終始会のリードをしてくださった横田さん、そして、暖かく交流してくださったタイミーのみなさん、本当にありがとうございました!

タイミー社からのレポート記事


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