今日の短歌🌕十六夜の月
いざようて つうと流れる その魚は
ウォンカーウァイの映画のように
ガタコトガタコト
路面電車の窓から
十六夜の月
一つ目の短歌は、古語の「いざよう」に、わたしなりの応援の気持ちを込めて詠みました。
迷いながら生きる人を魚に見立てています。(サカナやギョではなく、ウオと読んでいただけたら。)
魚は、川や海でスイスイ泳げるのが当然だと思われがちですが、じっとしていたり流されてしまう魚もいるのが現実です。
なんとかしなきゃと焦ると空回りすることも多い四月五月。いっそのこと流れに逆らわずに、時には漂ってみてもいい気がするのです。
ウォン・カーウァイの映画みたいな浮遊する感じとか、十六夜の月が空に浮かぶ空は美しいけれど、どこか心許なくて…。
周りの人の心の有り様や街の変化に、心がついていけない人々の心情を短歌にしたつもりです。
二つ目の短歌は、わたしにしては珍しく五七五七七の縛りから自由になっています。
伝統的なリズムに沿うのも楽しいけれど、たまにはこんな詠み方もいいですね😊
今日もお疲れ様でした。
おやすみなさい🌕💤
この記事が参加している募集
サポートありがとうございます。詩歌、物語を生み出す素に使わせていただきます。