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煩悩を背負いフラフラと生きている

私は訪問看護師をしている48歳の母親だ。中年で持病があり更年期のありとあらゆる症状に苦しんでいる。高齢で出産し現在5歳の娘を育てている。今日は仕事が休みで子供が放課後等デイサービスに通っている間にこの雑記をしたためている。FishmansのLong Seasonを聴きながら気持ちの良い時間を久しぶりに過ごしている。

おそらく私はごく普通の醜い48歳の女性だ。が、しかし色んな意味で障害や障壁を抱えて生活している。今は5月で精神を一度壊したことのある人間にとっては眩暈の中で生きているようだ。3月も4月も5月も本当は大っ嫌いなのかもしれない。大好きなのかもしれない。春の息吹に圧倒され朦朧としながら仕事をして家事をして子育てをしている。いや実は何もできていないのかもしれない。何もしていないのかもしれない。母親や看護師や妻としての自分の役割をふらふらしながら、やっているような、いないような。一歩間違えるとまた発狂するなぁと毎日のように不安に駆られている。この季節、私は幾度も忘我状態に陥り病院の隔離室で過ごしたことがある。逆に静かな隔離室に入ってずっと休んでいたいような気持ちもする。

48歳、もうすぐ夏目漱石が逝去するような年齢になってしまった。最近はこの春の嵐のような日常の中で、何かが足りないと、自分の生活に決定的に足りないものがあると考え生活していた。

何が足りないのか。散歩と日記だ。自分をこれまで充足してきたものは音楽と散歩と日記だということを思い出した。

この雑記をはじめるのは自分の幸福のため。自分の充足のため。発狂しそうになりながら春爛漫の中、雑記スタート。

因みに今晩は我が子の好物の餃子とおでんです。
「今にも僕は泣きそうだよ」(佐藤伸治)


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