新人OTの心の闇

はい、病んでます。
患者対応で病みました。
40分の介入+50分の細かなカルテ記載+役職と部屋持ちNsの報告。
うつになるわ。鬱の症状でるわ。
 介入の中身は患者さんの不満を40分聞きました。認知症持ちの人だから話がループするし、こっちが言っても聞いてくれないし、他害するような発言あるし。
 正直話の中身はどうでもいいんだけど。
結構な高齢でもうすぐ死ぬからとか先が短いとか言うけど、あんたよりは僕の方が何回も何百回も何千回も死ぬ方法と生きる理由考えたわ。死にたくなる度に何かしらの理由をつけて生きてきたわ。

何がもう死ぬからだ。
死ぬなんて簡単なんだよ。
生きる方が何倍も難しいんだよ。

人間年取ったらあとは死ぬだけどいうなら早く死んでくれ。
僕だってもう死にたいよ。明日にでも自殺してるかもしれないよ。でもなんとか生きてる。親の支えがあるから。死んだら悲しむから。
あとは死ぬだけとかいうなら死んで悲しむ人間いないんか?
いないなら今すぐ死んでもいいよ。
いるなら一年でも長く生きろよ。

さすがにこういうことは医療職として、一人の人間としてあんまり考えてはいけないと思う。

でも、あえて言うけど正直医療ってそこまで要らないと思う。
人間生きようと思えば生命を存続させることはできる。
 気管切開、胃ろう、人工呼吸器、人工心臓。寝たきりでも意識なくてもいいならいくらでも生かす方法は存在してる。でも、それは生きてるって言えるのか?
僕はベッドで動けなくなってる祖母を見て、急性期.終末期の体ががちがちに固まってる人を見て、これで生きてるってなるの辛いだろうなと思ったよ。可哀想ではない辛い。医療は生かそうと思えば大体は生かせる。でも生かされることは辛いことも多い。

 僕はだからこそ患者さんに残りの命を楽しんで過ごせるように、少しでも何かできるように作業療法を提供してる。QOLをあげていけるような活動をしてる。楽しく過ごせるようにしてる。

ヒートアップしすぎた。
医療の問題点、介助者による事件とか色々ある。でも、少なくとも僕は患者さんに何かをしてしまうような精神状態になったら自分を殺してると思う。
何件もそういう事件の話を聞いてきた。だからこそ僕は患者さんを絶対傷つけないと自分の心に呪いをかけてる。患者さんを傷つけるようなことをしようとした時は僕が死ぬときだと思ってる。
呪いがあるからこそ患者さんからなに言われても「そうですね。そうかもしれないですね。僕が悪いです」で済んでる。

まあ、ここら辺でやめとこう。医療者として僕は失格なのかもしれないし、もともと向いてなかったのかもしれない。患者さんと一人の人間として向き合うというのは思った以上に大変だと日々感じている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?