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手網焙煎 今のアプローチ

手網焙煎をやり始めた時と
現在で自身のやり方は大きく変わりました。
何が変わったかというと
熱量をどのタイミングで豆全体に伝えるのか
と言う点において、というところでしょうか。

A:手網の位置 低め
B:手網の位置 高め

■熱量
焙煎中に火力を調整する事もありましたが
今は中火(やや強め)で開始から最後まで
設定しています。

位置
上の写真のように
状況に応じて手網の位置を調整します。
 
 A:手網の位置が低め
  ●焙煎開始から水抜き時
   →開始時にしっかりと熱量を
    与えるうえで有用かと。
  ●1ハゼ、2ハゼ開始前後
   →各ハゼを導く際に。
  
 B:手網の位置が高め
  ●水抜きから1ハゼ開始前
   強めの熱量からじっくりと
   熱量を与えるように調整し、
   豆全体に熱が伝わるように。
  ●1ハゼ終わりから2ハゼ開始前 
  ●1ハゼの途中、必要に応じて
   →焙煎が進み過ぎないように。

■おおまかな流れ

焙煎開始から
ここまで手網の位置は低め
その後、じっくりと熱量を
与える為、高めに調整する。
1ハゼ開始前まで
手網の位置は高め
1ハゼ開始へと導く為
手網の位置を低めにする。
1ハゼ終わり頃。
2ハゼ開始前まで手網の位置は高め
中煎りで終わる場合は
位置はこのままで
時間や豆の状態等を見ながら、煎り止め。
中煎りまでの場合。
ハンドピックをして完成。
2ハゼ開始前。
2ハゼ開始へと導く為
手網の位置は低めに
焙煎直後。この後
ハンドピックを行う。
ハンドピック後。

振り返り
 ●焙煎前半から水抜きまでは位置を低めに 
  して強めに熱量を与えます
  その後、1ハゼ開始までは位置を
  高めにして、熱量を豆全体に
  じっくりと伝えるようにします

 ●自分としては、この焙煎開始から
  1ハゼ開始前までのプロセスが
  最も重要
だと思っています。
 ●1ハゼ開始から各焙煎度によっての
  煎り止めまでは、豆の状態と
  タイミングを見計らいながら焙煎を
  進めます。
 ●煎り止め後は
  数値的要素と豆の状態を
  照らし合わせ、目標の焙煎度に
  達したかどうかを判断します。

■まとめ
 今のアプローチにしてから
 雑味や渋味のない、スッキリとした
 味わい
になったように思います。

 今後の課題としては
 ●手廻し等にいかに応用するのか
 ●各焙煎度についてより細かく検証する
 と言う具合です。

 ※写真はエチオピア
   タンザニア焙煎時のものを使用。


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