ひらた果樹園

はじめまして。神奈川県で夫婦で果樹農家をやっています。農家になって1番感じていることは…

ひらた果樹園

はじめまして。神奈川県で夫婦で果樹農家をやっています。農家になって1番感じていることは自然を肌で感じることが出来るということです。そこには良いも悪いもありますが、そのどちらも大事だと感じています。よろしくお願いします。

最近の記事

果樹農家って地球の生命誕生の神秘に触れられますよ!

梅の剪定って、なんでこんなにおもしろいのだろうか? これほどクリエイティブなことってない!と思える。 少し大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、剪定作業って、 『地球の生命誕生の神秘に直接自分が関わっている感覚がある』 からおもしろいと感じていることがわかったのです。 この前、剪定作業のどこにおもしろさを感じているのかの理由を考えてみて、10コほどノートに書いてみたときそこに気づいた。 ・ ・ ・ というね、 ・ ・ ・ 自分の中だけにある感覚の話でした!だから?とも

    • 「好き」ではあるけど、「面倒くさい」と感じるもの

      洗濯や食器洗いなどをよくする。 好きなことではある。 しないと気分が悪くなるからもある。 取りかかる前は、面倒くさいなぁと思ったりすることもある。でも、とりあえず一緒に洗うものを仕分けて洗濯機にドンっと投入。 その間に乾いた食器を棚にしまい、シンクにたまっている食器を洗う。 コンロまわりやシンク周りを拭きあげ完了。 「ふぅ〜」 自分の意思が隅々まで行き届いてご満悦の表情。 身体が満足感に満ち満ちてくるのを感じる瞬間だ。 尊い。 洗濯は洗うときよりも乾いたものを

      • 道法スタイルの剪定から結実結果まで

        こんにちは。梅の時期も終わりましたので道法スタイルで剪定してから今回の収穫がどうだったかなどを書き留めておこうと思います。 一昨年からこのスタイルで剪定していますが、結実自体は去年の方が良かったですね。今年は受粉時期の気象条件が合わなかったようで結実数は少なめでした。 道法スタイルの剪定は自然の理に沿っていて今後も取り組んでいこうと思っていますが、それ以上に梅の結実には花の受粉時期の気象条件がとても影響を与えるということです。 もうひとつ言うと、梅園の環境、どういう場所

        • 小梅の収穫がスタートしました。 今年も小梅は無事に実がたくさんついています。 僕らの梅園の小梅の木は樹齢40年近いと思われ、ものすごく立派で背丈も高いのです。なので脚立も10段梯子を使います。それでも一番上には届きませんので、木に登り収穫もします。

        果樹農家って地球の生命誕生の神秘に触れられますよ!

        • 「好き」ではあるけど、「面倒くさい」と感じるもの

        • 道法スタイルの剪定から結実結果まで

        • 小梅の収穫がスタートしました。 今年も小梅は無事に実がたくさんついています。 僕らの梅園の小梅の木は樹齢40年近いと思われ、ものすごく立派で背丈も高いのです。なので脚立も10段梯子を使います。それでも一番上には届きませんので、木に登り収穫もします。

          好き嫌いを超えた存在とは?

          去年の11月くらいから梅の剪定を淡々と進めてきた。春に梅の実がたわわに実っていることを想像しながら剪定をしてきた。 今年は寒い日が長く続き梅の花も例年なら、2月中旬には満開になっているのもあるのだが、今年は下旬になってようやくという感じだった。 それでも条件が整えば綺麗に咲いてくれる梅の花。 梅の実がたわわにつくことを想像して梅園を見廻っていた。暖かい春の日が多くなり雨も降り大地を潤してくれていた。 そんな日々が過ぎていき、そろそろ梅の実が出来始めているかなぁ?と軽ト

          好き嫌いを超えた存在とは?

          1日を積み重ねていくこと

          起きて、パンとコーヒーを飲み、しばし、ぼーと。 軽トラに乗り込み、コンビニか自販機でコーヒーを買ってブルーベリー園へ。剪定を淡々とします。 1日少しでも農作業をすると、あぁ、きょうもやったなーと感じます。 やることはまだまだありますが、ひとつひとつやるしかないわけですから、焦らずリラックスして楽しみながらやっています。

          1日を積み重ねていくこと

          2022 3.24ブルーベリーの剪定

          ブルーベリー園は全面をネットで覆っているので、天井のネットを超えてしまっている枝がけっこうある。 その枝の先にはつぼみがたくさん付いているものも多いのだけど、結局はその実は取ることはできない。 なぜなら手が届かないから。なのでどれだけそこに実がついていようがその枝は切る以外はないのだが、、 それはわかりつつもどうにか活かす手はないだろうか?と日々思う。 わたしは、道法正徳さんという方の剪定の方法論を採用しているのだが、その道法スタイルでは、立ち枝は切ったりしない。

          2022 3.24ブルーベリーの剪定

          梅の早咲き

          去年、葉が散ってから梅の剪定を開始してかれこれ2ヶ月ほどが経つ 三四日前、いつものように梅の剪定をしていると一本の木のひとつの枝にちょこんと梅の花が咲いていた 全体的に開花するのはまだ先の話だが今年も咲く時期が近づいてきた 咲く前に剪定を終わらせたいのだが、さぁ、如何だろうか。

          剪定道具と梅の花。 先日梅の剪定をしていたら、今年初の梅の花発見。 あらー少し早すぎますよーとそんな気持ちになりました。

          剪定道具と梅の花。 先日梅の剪定をしていたら、今年初の梅の花発見。 あらー少し早すぎますよーとそんな気持ちになりました。

          1月 引き続き梅の剪定。去年に比べて花芽がぷっくりしてきました。梅の芽も動いています。

          1月 引き続き梅の剪定。去年に比べて花芽がぷっくりしてきました。梅の芽も動いています。

          農家の身体論 衝撃を逃す動き

          こんばんは、写真はレモンの苗木6年目です。無肥料無農薬です。 レモンやみかんなどが植っている園は家から遠いので、きょうは久しぶりに観にいきました。 まぁ、レモンもみかんもまだ苗木なのでね、あまり収穫というほどのこともないので、ぼちぼちやっています。 きょうのお題は、『農家の身体論』です。 ぼくは、農家になる前に何種類かの仕事をしていて、その中で出会った人で自分の根本をつくってもらったなという人がいるのですが、 その人に行動が変わると視点が変わるということをまさに行動

          農家の身体論 衝撃を逃す動き

          果樹農家ってゆったりしている?

          農家と一口に言っても、やはり野菜やっている農家と果樹やっている農家は違う気がするんです。 もちろんどっちもやっている農家さんもいますけど、個人的な捉え方だと違うかなと。 ぼくは果樹農家ですが、これはなろうとしてなったという強い意気込みはなく 流れがそうだったからなんですが、でも無意識的な選択として果樹農家を選んだんだと感じています。 それは、実際果樹農家の元で働きはじめてから感じたことですが、土(下に)に目線がいくよりも 木(上に)に目線がいく方が身体が楽だといくこ

          果樹農家ってゆったりしている?

          人って尊重されると嬉しくなる梅園も同じだろうなぁ

          こんばんは、ひらたです。 『人って尊重してもらえると嬉しいね』 『寄り添ってくれるって大事ね』 こんな会話が最近ありました。 ぼくは、どんな人間関係でも、どんな商売でも、お互いを尊重できることは喜びだと思っています。 もちろんあう人あわないひとはいますし、好き嫌いもありますが、尊重はできるなぁーと。 尊重って、ぼくてきには、この世界の質量のあるものすべてに対して起こる想いなのではないかと捉えています。 その人がそこにいるということ それがそこにあるということ

          人って尊重されると嬉しくなる梅園も同じだろうなぁ

          農家のおもしろさはどこにあるのか?

          こんばんは、ひらたです。 毎日軽トラに乗り、コンビニでホットコーヒーを買い飲みながら梅の木の様子をみてから剪定をスタートしています。 農家のおもしろさはどこにあるのか? すごく個人的なことですが、暮らしと仕事が一体化しているところにあると思っています。 例えば、喫茶店で本を読んでいても、ラーメン屋さんでラーメンを食べていても、スーパーで買い物していても それらの体験が農家に集約されて農家としての表現に繋がっているという感じがします。 というのは 先日、解剖学者の

          農家のおもしろさはどこにあるのか?

          道法スタイルによる梅の剪定

          こんばんは、ひらたです。寒くなってきて、乾燥もしてきましたね。 家の猫さんをなでるとパチンッと静電気が、、、。 猫さんにも睨まれます。 静電気はすごく嫌いなので困ります。 さて 先日道法正徳さんの剪定講習会に参加してきました。 昨年もこの時期に参加したのですが、今年はより理解が深まった感じです。 『葉っぱを作ることで、根が作られ木が元気になる』 『元気な枝に良い実が出来る』 剪定とは、発芽(芽を出すため)させて木を元気にさせる為の技術である。 などなど。

          道法スタイルによる梅の剪定

          道法スタイルによる梅の栽培

          去年から道法正徳さんの提唱する栽培方法を取り入れています。 一言で言うと『植物の力を最大限活用する方法』ですかね。 無肥料での植物の栽培の為の方法という感じです。 前にも書いたのですが、方法論はいくらでもあり、その方法論でうまくいっている人もいればやってみてダメだと思う人もいます。 僕の場合でいうと、肥料も農薬を使う方法であろうが無肥料無農薬の方法であろうがそれは方法論のひとつだと思っています。 それに方法論など吹っ飛ばしてしまうかもしれないのが土地の力なのではない

          道法スタイルによる梅の栽培