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『マメ』②

『マメ』のレコーディングが終わり、
イメージしていた絵を描いて、
ミュージックビデオを制作して、
ようやくyoutubeに上げました。

これまで、noteにも何度も
『マメ』について綴ったし、
簡易録音もupしたりしたけど、
あらためてここでもう一度書こうと思います。

『マメ』っていうのは
子どもの時、遊んでたときに使ってた言葉です。

僕が生まれ育った地域の言葉か
仲間内で生み出した言葉なのか
定かなことはわからないんだけど、
大人になって知り合った友達と話して検証すると、
どうも日本のいろんな地域では
「オミソ」とか「ミソッカス」と
呼ばれていた言葉に相当するらしいです。

「ミソッカス」とかいうと、
ちょっと不快感伴ないそうだけど、
『マメ』にはそういった悪意はなくて(僕にはなかった)、

鬼ごっことかをするときに
「じゃ、トシ(弟)はまだ小さいから『マメ』ね」
って具合に、
力の弱い子にハンデを与えるような気持ちだった。

『マメ』になった子は、
鬼にタッチされても、鬼にならなくていい。
とても安全なポジションを確保することが出来る。

でもこれって、
ゲームに参加してないのと同じ。
そんな中、何もわからない弟は一緒にきゃっきゃと
逃げ回っていた。

お兄さんの僕らも、そんな差別感はまったくなく、
弟も仲間に入れて遊ぶには、
このルールは最適だと思って遊んでた。

だから『マメ』というルール、言葉に悪意はない。

二十歳頃、この詩が出来て、
『マメ」というタイトルにしよう!
と決めた時、
初めてこの言葉の「影」に気がついたくらいだ。

*************

『マメ』という曲が
どれだけ原点な曲であるか。
それは過去のnoteを読み返していたら、
かなりフレッシュに初々しく長文を書き綴ってあったので
リンクを貼ることにします。

K君、今はどんなおじさんになっているのかな・・・
幸せであってほしいと想います。
一緒の時を過ごしたんだよね。
あの出来事以来、
やっぱり接し方がうまくわからなくて、
教室でも疎遠になっちゃったけど、
ずっと君が僕の中にいて、
そしてあの日の君は、僕も含め
すでにいなくなっていて。

でもきっと、
誰の人生にもK君みたいな人がいて。
または
「そんな人いない」と想えるような人がいて。
何かの出来事があったり、
「何もない」と感じる青春だったり。

これが「過去」になった人もいれば
「今」な人もいるでしょう。

いるんでしょ?
君はそこにいるんでしょ?

*************

次回、「君」について
綴ろうと思います。

うたが、音が、言葉が、 もし心に響いてくれたなら サポートいただけたら嬉しいです。