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唯識、唯名、言葉、名詞、ファイル、フォルダ

僕らは「言葉」を用います。
僕らは「言葉」で交わします。

想いを伝え、想いに応えるために。
「問題」を解決するために。
理解するために。
分かり合うために。

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今回の関西滞在。
いろんな人と言葉を交わし、
いろんな「問題」を
聞き、交わしました。

僕が「神経質」なのかもな。
とも思うんだけど、
言葉を交わす「前提」が
僕ら全体の「教養」として
みんなに身についていたらいいな。
そんなふうに想いました。

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僕らは、ここ日本では
「日本語」という言語を用いて
さまざまな「名詞」を連ねて
言葉を交わします。

僕らは、ここ日本では
日本語」という言語を用いて
さまざまな「名詞」を連ねて
言葉を交わします。

名詞助詞で繋ぎ、
動詞使用して
名詞方向性意味付け、
たま修飾語を使って(使用して)
雰囲気演出します。

↑こんなに太字文字を意識して
言葉使ってます?(笑)

動詞も古来にルーツのある言葉を用いず、
漢語を使用すれば、
名詞+「する(動詞)」であることが
分かります。

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ちなみに「ゆる言語学」を聴いていて
目から鱗だったのが
「わかる」「解る」「分かる」
という動詞は
「分ける」→「分く」に
存在詞の「在る」を加えたものが
語源だと聞いて、
もう僕はそこを前提に
「分かる」「分かった」と言う
意識がインプットされてしまいました。

「自ずに然とした
自ずを分けた「自分」が
自ずと在る現実を
分けて、デバイスして、
トリミングして
理を解してるんだなぁ・・・」

って!

長いっすよね?(笑)

ひと言「わかる」
する」が「ある」
って、
そういうこと。

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だから僕ら、
名詞を多用して
分かり合う僕ら「人」って
すごいなぁ〜
と思ってね。

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名前を付けます。

ありとあらゆるものに
「名前がある」

のではなくて、

僕らは
「名前」を付けて、
存在を把握する生き物なのです。

それを「言葉」と、
僕らは名付けて
把握することにしたのです。

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現代の僕らが理解しやすい感覚は
パソコンでいつも使っている
「ファイル」や「フォルダ」なんじゃないかと。

さまざまな素材が集まり、
「ファイル」になります。

例えば
ゴム+いろんな素材が集まって
「タイヤ」というファイルが出来て、
ガラス+なんやかんや科学技術で使う素材で
「フロントガラス」というファイル。
「ハンドル」というファイル。
「エンジン」というファイル。etc・・・

これらのファイルが集まって
「自動車」というフォルダで括る。

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まぁ、そんな考えで、
無限に括れる。

それらのさまざまな要素を
収納した一言。
その「言葉(名詞)」を
「フォルダ」みたいだな。

と思うわけです。

一言、「自動車」と言えば、
タイヤや、ハンドルや、エンジンの要素を
全て説明しなくても、
僕らはその「フォルダ同士」のやり取りで
簡単に済むわけだ。

ただ、
人それぞれ、
「自動車」の概念が違っていたりする
ケースも「よくあること」と
踏まえておかなければならない。

「自動車」と言うものは
はじめから在るものではない。

・・・「自動車」は人工物だから
例えとしては相応しくないか。

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いきなり大物「神」という
名詞はいかがでしょうか?

「神」という者は
初めから在る者ではない。

「はじめに在る者が『神』である」
という信者の方も世界には多いと思うが、
「神」という名前を付けて
フォルダリングしたのは
私たち「人」です。

一言で済ますために。

ただ、「神」と
僕らは共通の名前を付けたけど、
そのフォルダの中身は
同じかな?

ってこと。

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「神」とは?
「愛」とは?
「人」とは?
「命」とは?

僕らは日々、
言葉、名詞を多用して、
あっちの角度、こっちの角度から、
社会ですり合わせをしている。

「ソーシャルディスタンス」という
言葉を用いて、
「思いやり」という概念を現す
行動が変化した。

僕らは日々、
話す。

各々、個人個人の
内に在るものを
言葉にして、
浮き上がらせて、
時には「名詞」を創り出し、
話し、世に放して、
分かり合おうと努力する。

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この「チカラ」は
善く在ることも出来るし、
悪く批判することも出来る。

ただ、
「僕らは日々、
こういったことをして
生きているよね」
ってことを、
デフォルトの「教養」とか
「リベラルアーツ」という
言葉のフォルダに内包して
交流(コミュニケーション)していけたら
いいな。

なんて、
笑顔で言葉を交わしながら
いつも想っているのでした。

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次回、
赤裸々な僕自身の経験を
書こうと思っています。

「ストーカー」って名詞が発明されて、
う〜ん・・・

まぁ、善かったのかな?(笑)

うたが、音が、言葉が、 もし心に響いてくれたなら サポートいただけたら嬉しいです。