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雨の中、駅前行ってウクレレ弾いた。

雨の降る中、
(ま、車なんだけど)
40分かけて街まで、
中津駅前まで行って
歌ってきた。

家を出るまで、いや
傘をさして、現場に到着するまで、
自分は馬鹿じゃないだろうか?
と思った。

誰にも知らせず、
誰も待っているわけでもない。

やらなきゃいけないことは
たくさんあるし、
やった方がいいことも
他の手段でたくさんある。

こうしてnote書く方が、
多くの人に触れてもらえる。
今はそんな世の中だから。

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でも行った。

たぶん、
健康のためだ。

40歳を過ぎて、
年齢的に衰えるだなんて、
40歳を過ぎて
現実を見た。

37歳で、
めでたく父親になれて、
運動不足になった。

金銭収入が、
一般社会人より
極端に少ない僕にとって、
子ども優先、
家庭優先になるのは
必然だった。
(まぁ、それが才能なのかも
しれないけど)

路上へ行って、
投げ銭を媚びて、
得られる収入は
たかが知れてる。

*************

音楽を「仕事」とするためには
「企画」を立てて、
イベント化しなければ!

むしろ、「音楽」であるかどうかは
選択肢の「素材」でしかない。

「企画」と「テーマ」を立てて
具体化するのが「仕事」。

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「仕事」ではない。
「趣味」だ。

趣を味わうために
路上へ向かう。

そして、
年齢ではなく、
社会的な必然性に依って
たるんでしまった肉体を
引き締めたく想う。

そんなに太ったわけじゃないけど
お腹の贅肉が気になる。

お腹の贅肉がなくなって
見栄えが良くなりたいわけじゃなくて
「唄う人」の身体でなくなっていることが
悔しいんです。

日曜日に
大分のお店で
僕としては
1ヶ月ぶりの
お店でのライブがあります。

声をかけていただいた
ツアーミュージシャンの森香さんは
僕なんかより5倍くらい
日々、ライブをしています。

競うつもりはないけれど、
僕も、
後悔のない
音楽の人で在りたいと
切実に想う。

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だから、
雨の中、路上へ行きました。

僕の暮らしている田舎の村では
静まりかえっていても、
街の灯りが見えてくると、
みんな、いろいろこの時間になっても
仕事やら、
いろいろ活動しているんだなぁ・・・

駅前、

人がいないわけじゃない。

でも、
雨の音がうるさくて、
心地好く、
通りがかりの人に
聴いてもらえるレベルじゃなかった。

でも歌った。
屋根の下で歌った。

健康のため・・・

*************

本当に、
ライブとかの機会がないと、
自分の詩を唄うことが
少なくなってゆく。

もっとやらなきゃならないことが
日々、起こるから。

きっと、
プロのミュージシャンでも
そんな悩みも
起こり得るんだろうな。

ニーズのある曲が優先されて
ニッチな曲は出番がなくなる。
とかね。

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で、
雨の音で聞こえないながらも、
知ったこっちゃない
金曜の夜の
楽しげな通行人の騒ぐ声に
かき消されながらも、
声を荒げず、
しっかり腰腹に力込めながら
歌いました。

ウクレレ弾きました。

*************

きっと、
いつか、多くの人に
聴いてもらえる会場の
機会がやって来たとしても、
こうして、
誰にも聴いてもらえない機会で
歌い続けた蓄積がなければ、
いざ、多くの人に
届けられる機会が来ても
そのチャンスに、
表現しきれなくて
潰れてしまうんだろうな。

そんなことも
思いました。

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そして、僕は、
まがりなりにも
歌い続けて来ました。

大きな声で歌ったり、
個性を主張して、
才能を主張したり。

「自己満足」とダメ出しされ、
「音楽の基礎」と呼ばれる
西洋音楽の基礎を勉強し、
倍音や、ピタゴラス的な
哲学も空想し。

「こうすればうまくいく」
と言われることをがんばって。
お金になるかもしれない
であるかもしれない
手法を見出して。
無理しても
うまくいかなくて・・・。

人生が
半分は過ぎました。

僕はもう
そんなには変わらないでしょう。

時代が移り変わりました。

昨日の敗者が
今日の勝者に変わっても、
また近いうちに
勝者は敗者に変わるでしょう。

勝ちたかった。

勝てなかった。

勝負にならなかった。

勝負ではなかった。

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また、
路上も、
ライブ配信も、

機会があれば、
会場でのライブも。

レコーディングも進めます。

唱えて、
踊らなければ
現実は動かないからね。

そして現実。
今の現実も
望んだものだ。

雨が降っている。
明日の朝イチは
田んぼに行って、
去年、猪に崩された
畦を直しに
鍬を持って行って来ます。

でも・・・ほんとに
これだけじゃダメなんだ。

自給自足だとか、
田舎暮らしに、
そこまで夢を託せる
性分じゃない。

ついつい頑張ってしまうけど。

音楽を・・・

空いた時間とか、
ライフスタイルとか
ライフワークバランスとか
じゃなくて。

音と詩によって
創られた現実を生きたい。

それはただ、
やるだけなんだ。

風潮とか、
社会とか、
適正とか、
才能なんかに従わず、

ただ
やるだけなんだ。

うたが、音が、言葉が、 もし心に響いてくれたなら サポートいただけたら嬉しいです。