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行く道は 帰る道

福岡空港に着き、
韓国へ向かう国際便搭乗口に着くまで、
忘れ物はないか、
オロオロする。

そんなに自分の暮らしから
離れた場所へ
わざわざ行かなくても、
日々、暮らすコンフォートゾーンで、
ルーティンライフを楽しめばいいし、
それはそれで
とても尊いものだ。

そこで、
ずっと暮らす人がいるから、
その土地の
独特な文化が成り立ち、
それこそが旅人の旅を
有意義にするものだ。

と、想ったりもする。

********

ただ、
そのコンフォートゾーンが、
本当に安心安全なのか?
そんな不安感が
僕を動かす。

そんな時代の
そんな世代なのかな…
なんて思った
1976年生まれの僕です。

********

「行く道は 帰る道だ」
キセルの詩に
そんなんがあったな…。

何処か遠くへ行きたがった。
知らないことを知りたかった。
経験してないことを
経験したかった。

「若さ」って
そういうことなのかな?

「安定した仕事」に
不安定を感じた。
だって時代は常に変化するものだから。

安心出来るものは、
日々変化する社会を眺めながら、
歩んできた自身の道のりに
「しゃ〜ないな、
こう生きてきたんだから」
と納得するしかない自分。

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何処か遠くへ行って、
知らないことを知って、
経験してなかったことを
経験して。

ここに、
相変わらずの僕がいる。

遠くへ行っても
僕と友達になるような人としか
出会えなかった。

知らないことを知った時、
それは自分が知れる限りでしか
知ることが出来なかった。
感知できない真実など
知る由もない。

夢が叶ったその時、
夢は無くなり、
「現実」になった。

僕は相変わらず、
何処まで行っても、
「僕」といる。

韓国へ
行ってきます。

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