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ロストジェネレーション

1938年生まれの
父が入院した。

先日通院した
別府の大きな病院は
発熱があると
受け入れられないらしい
(何のための病院なんだろう?)
ので
地元の中津の病院が
受け入れてくれた。

免疫やら、細胞やら、
意思やら認知やら、
無に帰す日は
やがてやってくる。

今を生きる僕らは
今を少しでも素晴らしく生きれるように
最善を尽くす。

********

「働けどはたらけどなお、わがくらし楽にならざり」
と言って、じっと手を見て、
人類、日本は
どれだけの年月が流れた?

そんな周知の事実に、
賃金に左右される労働は
アホらしくなりつつも、
請求は相変わらず。

偏頭痛を抱えながら、
入院の手続きに奔走。

**********

早寝早起きで
回復する見込みも
早朝3時の目覚ましで
頭痛が治まっていないことに
諦め、また眠る。

・・・夢を見る。

検見川浜から幕張新都心あたりを
歩いていた。

苦しくなったのか、
茂みに潜り込んだ。

通りがかりの人に見つかって
「大丈夫?」と心配された。
「大丈夫?引きこもり?」
と、「引きこもり」を
発作の病気のように言われたのが
さすが夢のナンセンス(笑)。

まだ体調が芳しくないけど、
起きてこの夢を掴まえるように
詩を紡ぎ、メロディを紡ぐ。

*******

こんなしんどい詩を
描きたくはなかった。

でも、現状(と感じる)認識も
大切だ。

無意識となってしまった
貼りついた意識を
浮かび上がらせて
流す行為。

******

「ロストジェネレーション」
とタイトルを名付けようか・・・。

他の世代からは
スルーされるかな?

でも、1938年生まれの父も、
1976年生まれの僕も、
あらゆる世代が今、
同じ時代を生きている。

あなたは今、
どの世代で時代を感じている?

生まれてから、
ずっと共に生きてきた。

最初は「ロストジェネレーション」
ではなく
「庶民の詩」
と名付けた。

*******

「ロストジェネレーション」とは
何も1970年〜82年生まれの通称という
意味だけではなく、
ただ単に「失われた時代」
という感覚です。

いつから僕らは失ってしまったのか。
いつの時代から僕らは失ってしまったのか。
失ったくせに
生きている「今の時代」とは何なのか?

ここからしか、
僕からしか眺められないのですが、
何を失ったのかを知れば、
何を以前持っていたのかを
知ることが出来ます。

知り、想うことが出来れば、
今、それを現すことが出来ます。

*******

そんな哲学は
今はどうでもいいや。

今、出来た詩は
そんな狭い視野の詩です。

書き留め、
録音しました。

今後、人生で
何度歌うことになるのか
わかりませんが、
しおりを挟んで置いておきます。

******

「ロストジェネレーション」

人を失いそうな
生ぬるい夜
立ってるのがやっとで
立っている
倒れないのは
麻痺ってるからで
生きているのがやっとで
生きている

草むらがあれば
そこに身を埋めて
流れる流れを
眺めるのに
見つかって捕まって
しまいそうで
流れに掴まって必死に
歩いている

これが犯罪なら
罪深い世ね
人様に迷惑だけは
かけないでね

のろい呪いが
効いてくる
立ってるのがやっとで
立っている

(ソロ)

そろそろ行くかい?
何処かへ
ここではない何処かへ
行かなケレバ…

刺激をくれ
刺激を送れ

刺激送ってくれよ
もう刺激遅れ

知恵をくれ
知恵を送れ

知恵を送ってくれよ
もう知恵遅れ

もう時代遅れ


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