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読書をしに喫茶店に入ったけれど

読書をしに喫茶店に入ったけれど

真後ろの席の、
まだ付き合ってないがこれからそうなるかもしれない可能性を秘めた若い男女

お互い気を使いながら
自分を良く見せようとしながら
時には探り合いながら

そんな甘くぎこちない会話が懐かしく微笑ましく、
どうしても耳に入ってきてしまう。

要するに読書にはちっとも集中できなかった。

私は甘くないコーヒーをゆっくり啜って店を出た。


最後までお読みいただきありがとうございました。

英李(hirari)

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