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20240526 犀の角公演が無事に終わりました。

私たちの劇団にとって初めてのツアー公演である長野県上田市、犀の角さんでの公演が無事に終了した。東京都新宿区、戸山公園と同じ土曜日18時30分の夜の回と、明けて日曜日は朝の11時00分の開演の二公演だった。

▼朝と夜でぜんぜん違う空間になる犀の角の空間を堪能することができて、つくっている自分たち自身もとても楽しかった。一度野外でつくった作品を室内用に作り直すのは想像以上にとてもタフな時間ではあったけれど、犀の角でしかできない上演になってよかったと思う。

Photo by Kyono Hirose

▼野村政之さんが「公共ホールは『あれもダメ、これもダメ』というよくわからないルールが多くてなかなかおもしろいことができない。これからは野外・テント劇の時代……。」とおっしゃっていて、確かに犀の角の村上さんをはじめとするスタッフの方々もまた「こういうことをしたい」といったときに「大丈夫ですよ!」「できますよ!」と応えてくれたから、私たちは私たちの作品を思うように上演することができた。

村上さんがつくってくれたPOP。
Photo by Kyono Hirose

▼たとえば犀の角での上演中、舞台側にあるドアを二つとも開け放して置くことにした。室内だからもちろんドアを閉めれば静かになるし、もっと穏やかな空間で上演できるのだけれど、戸山公園の野外から持ってきた作品には上田の街のざわめきや雑踏が必要な気がしたから、ドアを開けたままにした。

アップの様子。
Photo by Kyono Hirose

▼当初はとある1シーンを犀の角の駐車場のスペースを用いて上演をしよう、という話もあったのだけど、さすがにいろいろと困難が多くて今回は断念してしまった。でもそういうちょっと無謀なことを考える時にも犀の角の村上さんたちはいつも前のめりで「できますよ!やれますよ!やってください!」と励ましてくれた。

村上さんがPhoto by Kyono Hirose

▼劇団にとって初めてのツアーの場所は、どこでもいいわけではない、と思う。今回様々な縁が折り重なって私たちは上田の犀の角を訪れることができたことを、とても嬉しく思う。この場所でなければならなかった。この街でなければならなかった。私たちはこのツアーのことを絶対に忘れないと思う。本当に本当に、ありがとうございました。また必ず来られるように、一生懸命演劇を頑張ります。

犀のおなかに、ちいさなかえる。
Photo by Kyono Hirose

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平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co. 第8回公演
戸山公園野外演劇祭参加作品
『若き日の詩人たちの肖像』
2024年 5月17日(金)ー19日(日)
各日18時30分開演(17時45分受付開始・開場)
※雨天決行
於:戸山公園(箱根山地区)陸軍戸山学校軍楽隊 野外演奏場跡
https://g.co/kgs/Ksc4VNJ
【チケット】
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02czx9t72zj31.html
【公演詳細】
https://hiraoyogihonten.com/2024/02/24/hiraoyogi8th_info/

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