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リーダーは辛い時でも“顔で笑って心で泣く”べき

仕事をしていると良いことだけでなく、嫌なことや辛いことも沢山あります。私自身は周囲からいつもポジティブですねと言われることが多いのですが、人並みに仕事で上手くいないこともあれば落ち込むこともありますし、不満に思うこともあります。しかし、いつも意識しているのは嫌なことや辛いことがあっても必要以上に落ち込んだり、会話の中でネガティブな言葉を使わないようにすることです。なぜなら、自分自身がそんな状態だと周囲のメンバーにもその気持ちが伝染し組織の雰囲気が悪くなるからです。

仕事をしていれば、たまには愚痴を言いたいことはあるかもしれません。例えば繁忙期には業務が多忙になり疲労も溜まります。しかしそんな時にリーダーが絶望的な表情で「疲れたし、もうやってられない。」ということを部下に言ったとします。そんなリーダーの発言を聞いた部下はどう思うでしょうか?もしかしたら部下はそこまで思っていなかったかもしれないのに、うちのリーダーが言うように確かに「疲れたしやってられない」気になってしまうかもしれません。単純に部下のモチベーションは下がります。
しかも、そんなことを言ったところでやらないといけない業務量は減らないので、結局その業務をこなす訳です。結局やるなら無駄に部下のモチベーションを下げる必要はないのです。組織においてリーダーの発言は重く影響力があります。だからこそ、弱った表情はすべきではないですし、ネガティブな言葉は思っていても使うべきではありません。逆に笑顔で「こんなに仕事が来るなんて望まれているな~」とか、「こんなに働くとビールが上手くなりそうだ!」とか、「こんなに身体を動かせてフィットネスクラブに行く手間が省けたな~」くらいのことを言うべきです。こんな状況で変なこと言う人だなと怪訝な顔をされる可能性は高いですが、確かにそうだなとポジティブに受け止める部下も居るはずです。正直、辛い時は辛いし、しんどい時はしんどいのでネガティブな愚痴を言いたくなることもあります。しかしそんな時に笑顔でポジティブな言葉を言えるかどうかはリーダーとしてのメンタルが試されます。
部下だってみんな辛い時に、率先してネガティブな言葉を使い愚痴を言いまくるリーダーと、明らかに無理をしてても笑顔でポジティブな声掛けをするリーダーのどっちに付いていきたいと思うでしょうか?

人生思い通りにいかないことも多いですし、思いもよらないトラブルに見舞われることもあります。しかしそれを引きづって落ち込んでいても良いことはありません。周囲の人を幸せにするためにも、リーダーは辛い時でも“顔で笑って心で泣いて”を実践しなければいけません。


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